今日は仕事納めでした。
いつもお世話になっているデイサービス、
デイケアにご挨拶に行きました。
デイサービスでは、つい町田さん(仮名)と
話し込んでしまいました。
町田さん(88歳)は、この界隈では知らない人はいない、
著名な校長先生でした。
仕事を引退した後も町内会の役員を長年務めておられました。
しかし、寄る年波には勝てず、86歳頃から物忘れが出始めました。
一時は、施設入所も検討した町田さんでしたが、
デイサービスの献身的なケアと他のお年寄りとの交流で、
症状を進ませることなく、通い始めて今年で3年になります。
その町田さん。ひとつ悩みがあります。
それは…。立たないこと。
イスから立てない、ということではありません。
察してください。
定期受診でも、毎回ドクターに
「何とかしてください、先生。この願いが叶ったら、
ワシはいくらでもお金を払いますけえ。」
と、繰り返します。
「手術してもええ。田中さん、ええ病院紹介してもらえんだろうか?」
町田さんの悩みは切実です。
妻に申し訳が立たない、というのです。
「立たない」ことに申し訳が立たない。
半分、町田さんも冗談で言っているんですけどね。
町田さんの好みはデイサービスの勝山主任(仮名。51歳;女性)。
「勝っちゃん、ちょっと吸わせてや。」
タバコのことではありません。
察してくださいね。
「町田○○。御年、88歳。まだまだ現役ですけえ!」
そんな仕事納めでした。
いやあ、町田さんが面白くて、
私は「元気」をもらいました。
あれ、「元気」を奪っちゃいけませんね。
こちらが「元気」を差し上げないと。
どうぞ、いつまでも「お元気」に。
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