今日から高橋さん(仮名)がデイサービス延長になりました。

理由は、ひとりで家にいると、そわそわして落ち着かず、外に出てしまうため。

高橋さんの家族が仕事から帰る時間まで、デイサービスに居させて欲しい、

ということでした。



はたして高橋さん、自分が帰る時間まで送りを待つことはできるのか。

…予想どおり、他の人がどんどん帰っていくのに、

自分はいつまでも呼ばれないことに高橋さんは不安がりました。
慌ただしくしている職員をつかまえては、

「私はいつ帰れるの?ちゃんと帰してくれるの?」を繰り返します。

説明しても忘れてしまう。高橋さんにとっては初めてでも、

職員にとっては、何度も同じ事を聞かれ、忙しさと重なって、

だんだん返す返事もおろそかになっていきました。




「まあまあ、ちょっと待ちなさいな。」と声をかけたのは、杉原さん(仮名)。



杉原さんといえば、高橋さんと同じようにデイサービス延長の人。

いつもは、高橋さんみたいに自分はいつ帰るのか、訴えて、訴えて、訴えている人です。

その杉原さんが。あの杉原さんが、帰りたがっている高橋さんをなだめていたのです。



不安そうな顔をしながらも、イスに腰を下ろした高橋さん。

杉原さんは諭すように話をしていました。



同じ仲間どおし、辛い環境を分かち合える人があれば人は安心するのでしょうか。



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