介護保険の認定調査に行ってきました。
認定調査は、ご本人の要介護度を決めるために行う調査です。
自分の担当ではない人の話を聞くので、「いろんな人がいるなあ」と
楽しみな仕事の１つです。
こんな風に、時々ネタにさせてもらっていますしね(*^o^*)
病院を退院して６ヶ月ほど経った庄司（仮名）さん。
「寝返りできますか。右向いて、反対向いて。」
「そのまま起きられますか。」
「今の季節は？」「冬ですかな。」
前の調査では「できなかった」と記録してある項目が良くなっています。
「すごいですね、庄司さん。だいぶ良くなっていますね。」
「そうかなぁ、だいぶ、よ～なっとりますかなぁ。」とちょっとうれしそうに答えてくれました。
「でもな、いけませんに。長生きしても、いけません。小早（こばや＝はやく）に逝かんといけません。」
「なんでですか？」と私が尋ねると、
「はや逝かな、嫁さんが怒るけ。」と言いました。
おっ、嫁姑の話か。（ネタ、到来v(^-^)v）
「せれる（イライラする）でしょうぜ。着替えしとるときも「はよ食べんと、デイサービスが来るよ。」て怒るし、だいたい、なんでもが、せれるでないかえ。」
「そっでも、食べさせてもらわんといけんだけ、我慢せんといけんしな。」笑いながら話す庄司さん。
「薬は朝・昼・晩で分けて、食べるところに置いてあります。嫁さんがしてごし（してくれ）ます。」
「ほぉ～、嫁さんもいいところがあるじゃないですか。それで飲み忘れなしですね。」と私が言うと、
「いや、それが忘れっです。忘れるとまた嫁さんが怒って…ははは。」。
「でも便の薬は言われるまま飲んだら、えらいことになりますけぇ、出過ぎるときは飲んだふりするです。」って、
おばあちゃんもやるがな。
「でも、時々「食べなさいや」って、焼き芋持ってきてごす（くれる）こともあっです（あるです）に。」
「でも、食べると便がよお出て、いけんけ、残して犬にやるですわ。」
ハハハ。なかなか、したたかな婆さんでした。
呆けもなし。
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