いよいよ師走ですね。12月も5日ですよ。
師走といわれるだけあって、時がたつのは本当に早いもんです。
ところで、みなさんはどんなクリスマスソングがお好みですか?
私もいろいろあるんですが、特にこれ。
「戦場のメリークリスマス」(1983年)という曲です。
よければ、聞きながら続きをどうぞ。
坂本龍一氏は、「教授」というニックネームで呼ばれています。
今、やっているドラマ「不毛地帯」のテーマ曲も教授の曲ですね。
教授のCDにこんなことが書いてありました。
━─━─━─━─━─
シェーンベルクは12音技法を発見したんじゃなくて、12音技法的な無調的な感覚を発見したんだ。そして、感覚の方は捨象されて、技法は残るということは、すでに抽象化された技法自体で作品を作るということに、意味はなくなってくる。
(「UF 世界のサカモト完全ベスト映画音楽選曲集」より)
━─━─━─━─━─
難しいですね。このあたり、彼が「教授」と呼ばれるゆえんでしょうか。
ここからは私の解釈です。
音楽は人並みに聴くだけで、のめり込んでなにかを演奏した経験もない、まるっきりのド素人なので、的を外しているかもしれません。シェーンベルクという人がどんな人かも知りません。ですから話半分で聞いてください^^
12の音階というのは、音楽といわれるものは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの8音とピアノを見ると分かるように、黒鍵盤の5つの音を使って音楽を奏でています。
だから、この12音だけで音楽が作られているように思っていますが、実はそうではない、と。
この12音以外のところに音楽の要素が入っている、と。
例えば、12音と音の“あいだ”の音、だったり、音と音の“間(ま)”だったり、音にならないような雑音だったり、反対に無音だったり。
そういえば、「演奏しない曲」というのがあるそうです。演奏者はステージのピアノに座って、演奏時間中(?)、そこに、ただ座っている。そして時間が来たら、袖に下がる、みたいな。音は1音もなし。
話はそれましたが、「感動させる曲」「心に響く曲」「グッとくる曲」というのは、ただ12音の組み合わせが良いから、ということだけじゃなく、12音以外の要素が大きいのではないか、と思います。
その12音以外の要素の感じ方によって、ある人にとっては良い曲なのに、ある人には響かなかったり、ということがあるような気がします。
という意味で、私は教授の曲に「グッときて」しまうのです。
と、この話をむりやり仕事の話につなげるとこうなります。(笑)
私たちは、人に関わる仕事をしていますから、ヒトというものを見ると、まず体の仕組みや働きというものがあります。そして、人は人と関わることで社会的な存在としていられますから、人間関係というものが発生してきます。そこでは、文字を書いたり、言葉を話したりなどのコミュニケーションを駆使します。コミュニケーションをとるためには見る、聞く、触れる、などの5感を使っています。さらに、今あることで解決のつかない問題は個人の歴史をさかのぼったり、文化の違いにその問題解決の理由を求めたりします。
例に挙げたこれらは、すべて学問(知識・技術)として学べるようになっています。音楽でいうと12音です。私の教養不足なのでこれくらいしか例を挙げられませんが、もっとたくさんの、人に関係する学問があるでしょう。
しかし、言いたいことは、知識で得られるものの他に、言葉では表せない感覚のようなものがある。それが大切なのではないか、と。
つまり、12音の“あいだ”にあるものに、人間関係は左右されるのではないか、と思うのです。
「なんとなく惹かれるわあ」、「生理的に合わない」というのは、その人の何が原因でそう感じるのか説明できないけど、自分はそういう思いを持つ。ひと言で「相性」といっても良いかも知れません。「オーラ出てるね」なんてのも、その人が何かを感じ取っての表現かもしれません。
人と関わっているときは、12音以外の要素、そんなものを感じているはず。そして、それがとても大事だということ。
うまくまとまりましたか?ダメかな?(笑)
そうそう。そもそも、「私、イチ押しクリスマスソングは“戦メリ”です。」ということをお伝えしたかっただけです(笑)
おまけに“戦メリ”の予告編も貼り付けておきますね。こちらはオリジナルです。
若い人はご存じないかもしれませんが、「世界の…」も出演しているんですよ。
あなたの「グッとくる」クリスマスソングは何ですか?

師走といわれるだけあって、時がたつのは本当に早いもんです。
ところで、みなさんはどんなクリスマスソングがお好みですか?
私もいろいろあるんですが、特にこれ。
「戦場のメリークリスマス」(1983年)という曲です。
よければ、聞きながら続きをどうぞ。
坂本龍一氏は、「教授」というニックネームで呼ばれています。
今、やっているドラマ「不毛地帯」のテーマ曲も教授の曲ですね。
教授のCDにこんなことが書いてありました。
━─━─━─━─━─
シェーンベルクは12音技法を発見したんじゃなくて、12音技法的な無調的な感覚を発見したんだ。そして、感覚の方は捨象されて、技法は残るということは、すでに抽象化された技法自体で作品を作るということに、意味はなくなってくる。
(「UF 世界のサカモト完全ベスト映画音楽選曲集」より)
━─━─━─━─━─
難しいですね。このあたり、彼が「教授」と呼ばれるゆえんでしょうか。
ここからは私の解釈です。
音楽は人並みに聴くだけで、のめり込んでなにかを演奏した経験もない、まるっきりのド素人なので、的を外しているかもしれません。シェーンベルクという人がどんな人かも知りません。ですから話半分で聞いてください^^
12の音階というのは、音楽といわれるものは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの8音とピアノを見ると分かるように、黒鍵盤の5つの音を使って音楽を奏でています。
だから、この12音だけで音楽が作られているように思っていますが、実はそうではない、と。
この12音以外のところに音楽の要素が入っている、と。
例えば、12音と音の“あいだ”の音、だったり、音と音の“間(ま)”だったり、音にならないような雑音だったり、反対に無音だったり。
そういえば、「演奏しない曲」というのがあるそうです。演奏者はステージのピアノに座って、演奏時間中(?)、そこに、ただ座っている。そして時間が来たら、袖に下がる、みたいな。音は1音もなし。
話はそれましたが、「感動させる曲」「心に響く曲」「グッとくる曲」というのは、ただ12音の組み合わせが良いから、ということだけじゃなく、12音以外の要素が大きいのではないか、と思います。
その12音以外の要素の感じ方によって、ある人にとっては良い曲なのに、ある人には響かなかったり、ということがあるような気がします。
という意味で、私は教授の曲に「グッときて」しまうのです。
と、この話をむりやり仕事の話につなげるとこうなります。(笑)
私たちは、人に関わる仕事をしていますから、ヒトというものを見ると、まず体の仕組みや働きというものがあります。そして、人は人と関わることで社会的な存在としていられますから、人間関係というものが発生してきます。そこでは、文字を書いたり、言葉を話したりなどのコミュニケーションを駆使します。コミュニケーションをとるためには見る、聞く、触れる、などの5感を使っています。さらに、今あることで解決のつかない問題は個人の歴史をさかのぼったり、文化の違いにその問題解決の理由を求めたりします。
例に挙げたこれらは、すべて学問(知識・技術)として学べるようになっています。音楽でいうと12音です。私の教養不足なのでこれくらいしか例を挙げられませんが、もっとたくさんの、人に関係する学問があるでしょう。
しかし、言いたいことは、知識で得られるものの他に、言葉では表せない感覚のようなものがある。それが大切なのではないか、と。
つまり、12音の“あいだ”にあるものに、人間関係は左右されるのではないか、と思うのです。
「なんとなく惹かれるわあ」、「生理的に合わない」というのは、その人の何が原因でそう感じるのか説明できないけど、自分はそういう思いを持つ。ひと言で「相性」といっても良いかも知れません。「オーラ出てるね」なんてのも、その人が何かを感じ取っての表現かもしれません。
人と関わっているときは、12音以外の要素、そんなものを感じているはず。そして、それがとても大事だということ。
うまくまとまりましたか?ダメかな?(笑)
そうそう。そもそも、「私、イチ押しクリスマスソングは“戦メリ”です。」ということをお伝えしたかっただけです(笑)
おまけに“戦メリ”の予告編も貼り付けておきますね。こちらはオリジナルです。
若い人はご存じないかもしれませんが、「世界の…」も出演しているんですよ。
あなたの「グッとくる」クリスマスソングは何ですか?
誰ですか、「戦メリはクリスマスソングじゃないよ!」
という人は。
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