この前 は「食べること」を中心に書いていきました。


というわけで、続きは「食べたあと」ということになりますね。

「胃」のはたらきを見てみます。



ところで「胃」って、不思議なもので、

胃ガンとかになって、切り取ってしまう人がいますね。

「全摘した(全部取った)」「3分の2取った」と

胃切除の武勇伝(!?)はよく聞きます。


この間は「これが手術跡だ」と言って、

傷跡を見せてくれる人がいました。

そんなのは見てもしょうがないんですけど^^




ところが、胃を取っても生きている。

胃ってあまり必要のないものではないのか、

という感じがします。

胃の働きは何でしょう。


ひと言で言うと「食べ物を貯める」という働きです。


人間には絶えず栄養が必要です。

栄養を体に取り込むのは胃の下にある小腸が行います。

しかし、小腸が栄養を取り込むには時間がかかり、

容量以上の食べ物が入ってくると拒絶し、

下痢などを引き起こします。


そこで胃が食べ物を貯めて、

少しずつ小腸へ送り込んでいるんですね。


だから、胃を全部取ってしまっている人は、

食事を1日に5~6回しなければいけません。

それは食べ物を貯めるところがないからです。

貯めるところがないから、少しずつ食べることによって

小腸に入る量を調節しているのですね。


胃があるから1日3回の食事で済んでいる、と思いましょう。



ちなみに「腹持ちがよい食べ物」というのは、

胃の中に留まっている時間が長い食べ物をいいます。

糖分は速く消化されて、脂肪分はゆっくり消化されるそうです。



ところで、ダンピング症候群って知っていますか。

ダンピング症候群は胃を切除している人に起こる症状です。


めまい、冷や汗、倦怠感、脱力感などの体調不良を訴えます。

なぜ、そうなるのか、というと大きく2つの理由に分かれるそうです。


ひとつは、食べ物が胃の中に留まらず、

急に小腸に行ってしまいますから、

体の水分が小腸に集まってきます。

そうすることで血液量などが減少するそうです。


2つめの理由は、小腸では大量の糖分を

一気に吸収しますから、

それをインスリンの分泌で余分な糖分を

細胞に取り込もうとします。

そのため、今度は低血糖になってしまうのです。

こうなったら危険です。


ひとつ目の理由を「早期ダンピング症候群(食事30分後ぐらいに起こる)」

ふたつ目の理由を「後期ダンピング症候群(食後2~3時間後に起こる)」

というそうです。


ダンピング症候群にならないためには

一回の食事を少量にして、回数を多くする。

ゆっくり食べる。

食後20~30分は横になる、などです。






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