(前回の話はこちら 。)



「でも思い立ったときに行く方が…。」


でも、よくよく考えてみると、

思い立ったのは退院直後の時であって、

今はその時じゃないんだ。





でも、その時は押してしまった。

向こうも押してくる。

「誘い出されたくないプロ」と

「誘い出しのセミプロ(格下げ↓)」の

第2ラウンドが始まった。



「おじいさん、近所の人も行くだけ、ええが。

行ったらええところだと思うけ。」と

妻がこちらの味方になってくれた。



「いやあ、耳も聞こえんで、他の人と話もできん。」

とチャンピオンが応酬する。


「そうなんですよ。それでなかなか人前に出なくてねえ。」と妻


「ははは、そうですね。」と力なく笑うセミプロの私。







おいおい、こっちの味方になってくれたんじゃなかったのか、妻。







「無理に言ってみてもダメだし、日を改めて…。」と

言おうとしたその時、“白衣の天使”

いや、“白衣の女神”が舞い降りた。




この病院一の美人看護師、小坂(仮名)さんの登場だ。







この小坂さん、入院中にお世話をしていて

チャンピオンお気に入りの看護師だった。



(‐^▽^‐)「退院して良かったね、森さん。

        家はどう?そう、やっぱり良いでしょ。」



やりとりを見ていた私は、森(仮名)さんの顔が、

真冬の分厚い雲から真夏の日差しが一気に

差し込むような笑顔に変わっていくように見えた。





(‐^▽^‐)「家に帰っても足が弱るから、

        デイサービス行きなさいよ。」





「おお、おお、分かった。分かったがな。」

              (●´ω`●)ゞ






ちゃんと耳、聞こえるじゃん、このエ○○○○!

                (自主規制)







歳を取っても、男性は女性を、女性は男性を好きなものです。

当たり前だけど、深いなあ、って、思う。





この瞬間に、「誘い出しのセミプロ」は「誘い出し素人」になったのでした。

(トホホ。)




(おしまい。)








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