少し怖いお話をしましょう。
といっても、
「包丁を持ったおじいさんが次々を村の住民を…」
というたぐいの話じゃありません^^
何をお話しするか、というと…。
高齢者の数のことです。
日本の高齢者人口は
今後も増加が続き、その対策に追われている、
というのが、定説です、
皆もが疑う余地もない。
ところが、細かく見ると、
これがあまり正確じゃないようだ、
という話なのです。
高橋泰先生(国際医療福祉大学大学院)は
この高齢者人口の推移を少し詳しくお話しくださいました。
今現在も高齢者人口は伸びているが、
もう、まもなく横ばいになるようです。
5~10年以内に。
伸び続けるのは、
宮城、関東7県、静岡、愛知、滋賀、三重、京都、大阪、沖縄
だけです。
この地域は2035年、平成47年まで伸び続けるそうです。
あとの地域は横ばいになる。
それは何を意味するのか。
ここからは私の予測です。
施設は今以上、増えない、ということです。
増えると利用者の取り合いが発生して、
定員に満たないところが出てくる。
質の悪いところは、経営が苦しくなっていきます。
介護職員についても今までのようにいかなくなります。
施設が増えないと、介護職は今のままの人数でよい。
定年などで介護の仕事を辞めた人たちの分を補充するだけ。
現在のように気ままに転職ができなくなっていく、
ということなのです。
人手不足、というのはさっき挙げた都府県だけです。
平成47年までは高齢者人口は増え続けるので、
介護職員の確保も必要になります。
介護報酬もこのたびの改定で
地域格差をしています。
これからも伸び続ける都府県に
手厚くなるように改定しています。
その地域の人材を確保するために。
さっき挙げた以外の地方で介護職として働いている人たち。
それは私たちケアマネジャーも含めて、ですが、
もちろん、介護事業を経営している方たちも、
なのですが、
今のうちに、選ばれる人材、選ばれる事業所になっておかないと、
近い将来、メシが食えなくなるかもしれない、ということです。
皆さんは5~10年後、仕事をしている年齢ですか?
リタイヤしていれば、心配することはないですが…。
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