(前回はこちら 。)
このうち、「太陽の光を浴びる」は
朝起きて、夜眠るという規則正しい生活。
太陽の光が網膜に入り、
セロトニン神経を刺激するそうです。
また、セロトニンには睡眠を促すメラトニンを
作る働きがありますので、
日中にしっかり太陽の光を浴びておくことが
より良い睡眠を助けることになるのです。
次に「リズム運動」ですが、
リズムのある運動がセロトニン神経を刺激する。
例えばガムを噛むこと。
ガムはリズム運動になるんですね。
そして、笑うこと。
笑うとなぜ良いか、というのは、
声を出して笑うことで
横隔膜が上下します。
この横隔膜が動くことで
セロトニンが分泌されるそうです。
最後に呼吸法。
以前、感情をコントロールする方法として
禅の呼吸法を記事 にしましたが、
腹式呼吸で横隔膜をリズム良く動かすことが
セロトニン分泌を促す効果があるそうです。
私のオススメする呼吸法が
科学的にお墨付きをいただきました。
(ちなみに有田先生、禅の研究者でもあるそうなんですね。)
同じように呼吸法を大事にする
ヨガや太極拳なども、
セロトニン分泌に良いようです。
そういえば思い出しました。
これも以前記事 にした
「ベストハウス123」。
脳が75%無くなった男性が、
音楽療法として紹介された
音楽の生演奏に合わせてトランポリンをして、
脳の働きが良くなり、
字を書いたり、意思を表明したり
できるようになった、という内容でした。
このとき、脳科学者の茂木健一郎氏は、
その男性と一緒にトランポリンをしながら
「なんか高揚感がありますね」と
発言していました。
音楽とリズム運動で脳を刺激する。
もしかしたら、
セロトニン神経を刺激している効果でしょうか。
このことは有田先生の指摘する内容と
合致するように思いました。
(続く 。)