お待たせいたしました。
今日から群馬研修の話をお伝えしていきます。
まずは有田先生のお話から。
有田秀穂先生は、大脳生理学者のお一人です。
脳科学者というのは、
最近、よくTVに出られる茂木健一郎氏とかが有名です。
脳はどうやって働いているのか、
といったことなどを研究する学問だそうです。
有田先生は、
「笑うこと」と「泣くこと」が
ストレスを少なくするのに大いに役立っている、
そのキーになるのはセロトニンである、
という話をなさいました。
特に「泣くこと」、
なかでも「号泣すること」が
ストレスを少なくする作用がある、
とお話しなさいました。
「失恋して一晩中泣いたら、
次の日、ケロッとしてしまった。」
とかいう経験はありませんか。
(たしか、あの時に私も…。(/TДT)/)
では、なぜそうなるのか、というお話なんです。
まずは、前頭前野のお話をしていきます。
脳の中に前頭前野という部分があります。
前頭前野は、赤くしている部分です。
だいたい大脳の前の方で
おでこのあたりが前頭前野と呼ばれるところです。
前頭前野はどんな働きをするところか、
というと、人間の感情を作り上げることを主な働きにしています。
有田先生はこのおでこあたりを
“第3の眼”と表現されました。
実は眼や耳やその他たくさんの刺激を受けたことを
前頭前野で整理して、
感情を作ったり、判断したり、行動を起こしたりするわけです。
「人間は感情の動物」というのは、
これだけ発達した前頭前野を持つ動物は人間しかいないからです。
前頭前野は感情を作る場所、というのを覚えてください。
(つづく 。)
