昨日は、イチローがめでたく9年連続200本安打を達成しました。
そんなイチローに敬意を表して、こんな話を。
「集団の中の個人」をどう考えたら良いか、というものです。
イチローはシアトル・マリナーズという、
お世辞にも強いとはいえないチームに所属しています。
イチローはメジャーリーグに所属して以来、
華々しい活躍をしていますが、チーム自体はパッとしません。
イチローがチームが勝つためにどうしたら良いか悩んでいた頃の話です。
第1回WBCで優勝した年のシーズンオフでした。
WBCの監督、王貞治氏と食事をしました。
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イチローはおもむろに王監督に訊ねた。「現役時代、選手の時に、自分のためにプレーしていましたか。それともチームのためにプレーしていましたか。」王監督は即答した。「オレは自分のためだよ。だって、自分のためにやるからこそ、それがチームのためになるんであって、チームのために、なんていうヤツは言い訳するからね。オレは監督としても、自分のためにやってる人が結果的にはチームのためになると思うね。自分のためにやる人がね、一番、自分に厳しいですよ。何々のためにとか言う人は、うまくいかないときの言い訳が生まれてきちゃうものだからな。」イチローは小さな声で「ありがとうございます」と言って、頭を下げた。
(『歓喜と屈辱と真実と-“報道されなかった”王ジャパン121日間の裏舞台』
石田雄太著 ぴあ P9より引用)
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介護という仕事、1人ではできない仕事です。
集団や組織というものを意識していなければなりません。
そこで生まれる葛藤や軋轢。不平不満。
みなさんはどう解決していますか?
考えは人それぞれだと思いますが、自分はこの本を読んで、
「自分の力をつけること」が大切なんだ、と思った次第です。