発想の転換。
今日2つめの話です。
昨日、山本くんからこんな話を教えてもらいました。
ボクが児童養護施設に勤めていたときのこと。
研修会で大阪に行ったんです。
そこで知り合った年配の女性。
少し母親似でした。
どこかウマが合って、
研修会の後の飲み会でいろんな話をしたんです。
「私にはひとり息子がいたんだけど、
27歳の時に交通事故で亡くなったの。
本当に、辛くて、辛くてね、
毎日泣いてばかりの生活だったわ。
仕事も家事もしたくなくて、
毎日泣いていたの。
でもある時、
これじゃいけないと思って、
こう考えるようにしたの。
「息子がいた27年間は、
神様が私にくれた
楽しい時間だったんだ」って。
はじめから、
楽しい時間は27年間だったんだ、
決まっていたんだ、
って思うようにしたら、
そこから気持ちが軽くなって。」
ボクも泣いちゃったんですよね。
研修会に行ったときの
ボクの年齢がちょうど27歳。
そういうこともあって、
いろんなことを話してくれたのかなあ、
と思ったんです。
今もなにかと連絡取り合っているんですよ。
息子さんがいた
27年間が当たり前だと思ったら、
亡くなったあとはマイナス。
息子さんがいた
27年間がプラスだと思えば、
亡くなったあとはプラマイ、ゼロ。
子どもを亡くす、という悲しみは
計り知れないけど、
その発想の転換にたどり着くまでには、
きっと、すさまじい葛藤が
あったのだろうと思います。
山本くんの母親似の
その女性のたくましさに、
そして力強さに、
思わず私も感情移入してしまって。