食。
食べることについて考えてみます。
私たちが仕事をしている中では、
食事が食べられない人たちと接する機会もよくあります。
そういう人たちは、たいがい経管栄養をしています。
鼻から管を入れる鼻腔(びくう)栄養、
おなかに穴を開けて胃に栄養を入れる胃瘻(いろう)、
胃切除などをして胃瘻ができない人は、
腸から栄養を入れる腸瘻(ちょうろう)をしている人もいます。
そうなると、食事の楽しみなんてものは
吹っ飛んでしまいます。
できれば、口から食べるのを死ぬまで続けていきたいものです。
では、口から食べられなくなった人は、
どうしてそうなってしまったのでしょう。
その原因を機能障害の視点からみてみましょう。
食べる、ということを機能別に分けてみると、
①歯 (カミカミ)
②舌(ぜつ) (モグモグ)
③嚥下(えんげ)(ゴックン)
に分けられます。
この3つは介護者でも、ある程度は評価できるようです。
次は、その方法をお伝えしましょう。