介護認定である家に行ってきました。
90歳が近いおばあちゃんです。
肺炎で入院して少し歩きぶりが悪いのですが、
自分のことは自分でできるし、よくお話をされるおばあちゃんでした。
あまりにもよくお話になるので、調査じゃない話に脱線することもたびたびでした。
少し驚いたのが、家には2人暮らし。
誰と同居しているか、というと、
お孫さん、男性だったのでした。
聞くと、おばあちゃんの息子夫婦は離婚。
嫁は里に帰り、息子も新しい彼女を作って出て行ってしまい、
3人の孫たちをおばあちゃんひとりで育てたということでした。
「一番辛かったのがな…。」と前置きして、
話し始めた孫たちの運動会の話。
回りは若いお父さんお母さんで、
自分の所だけ、私。
子どもたちもそのことが話の種になったのか、
一時期イジメにあって、
つぎの運動会のときに、
「もう来なくてもええで。」
と孫に言われた、とのこと。
何が辛かったかって、運動会に来なくてもよい、
ということでなく、
自分のことで孫がイジメにあってた、ってこと。
それでも、おばあちゃんは
一人前の子に育てようと、
それは一生懸命だったそうです。
その日にお孫さんと別の場所で話を聞きました。
「おばあちゃんは育ての親だから…。」と話されました。
聞くとお孫さん、この秋に結婚されるとのこと。
新しい家族が増えて、
おばあちゃん、まだまだ現役で頑張って欲しいと願う私でした。