「過ぎたるはなお及ばざるが如し」
どんなことにおいても、過ぎることはよくない。及ばないことと同じである。
塩でもそうです。塩は必要だが、摂りすぎるのは良くない。摂らないのと一緒ぐらい良くない。
塩分の大切さと、その危険性を書きました。
では、塩を摂りすぎたらどうするか。
Bossは例の研修でこんなことも聞いて帰りました。
「お寿司を食べるときには、必ず“あがり”とセットである。」
“あがり”とは、あの熱い緑茶のことです。
なぜ、昔からお寿司とあがりはセットだったのか。
ここに先人の智恵がありました。
寿司を食べるときは、ほぼ100パーセントの人が醤油をつけて食べます。
醤油をつける量は、千差万別。
たっぷりつける人は、塩分摂りすぎの可能性があります。
それを緩和してくれるのが、“あがり”です。
あがりの中には、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムもナトリウムと同じく、
古代の海の中にあった大切な成分の一つです。
(詳しくはこちら 。)
カリウムとナトリウムは同じ+(プラス)イオンです。
そして、細胞の中に入ることの出来る
+イオンの量は、あらかじめ決まっているそうです。
ひとつの細胞の中に+イオンが100個入ると考えて、
その割合はナトリウム:カリウム、
50:50の場合もあれば、
90:10のときもある。
その人の摂る量によって、
そのバランスが決まる。
塩分を多く摂れば、
ナトリウムの割合が増え、カリウムが減る。
カリウムを摂れば、
カリウムの割合が増え、ナトリウムが減る。
ようするに、こうです。
塩分をたくさん摂った分、
カリウムを多く含むものを摂れば、
割合が均衡する、ということです。
カリウムを多く含む食べ物とは何でしょうか…?
“あがり”も良いですが、
一般的には野菜、果物類です。
よく、
「肉を食べたら、野菜を食え」と言いますが、
「塩を摂りすぎたら、野菜を食べよう」
ということも教訓にしてみては?v(^-^)v