今日は父親の7回忌の法要でした。
父親の話を書いたことがないので、少し紹介しますが、
私の父親は昭和一ケタ生まれです。
学校を卒業後、東北の方へ陸軍兵学校に志願して、
10代後半の時、終戦を迎えました。
志願して兵隊になる、というのは
おそらく逝くつもりで
そのような道に進んだと思います。
そんな父親なので、
私たち子供たちには
とても厳しく教育しました。
兄は、
「父とまともに話ができるようになったのは、
社会人になってからだと思う」
と漏らしました。
それだけ、厳しい父親でした。
でも、私にとっては尊敬する父親です。
その子育ては、とても私には真似できるものじゃない。
実は、今日の法事でちょっとした
イザコザがありました。
でもそのイザコザを解決できたのは、
父親が私に残してくれた言葉でした。
その言葉を私が言ったことで、
そのイザコザがいっぺんに溶けたのです。
父親の言葉が私を守ってくれたのです。
父親は偉大だ、と思いました。
そのとき、私は後世に残るような言葉を残したい、
と、思ったのでした。
私が逝った後も、子供たちの心に残る言葉を
残したい、と思いました。
私はまだまだ、その域には
達していません。もちろんそうです。
いつそうなるのか。
それとも、そうなれないのか。
父親を越えるなんておこがましいことは、
思いませんが、
偉大な父親に
少しでも近づきたいとは思っています。
トラブルがあったのは大変でしたが、
父親の威光に触れられたことは、
幸せでした。