明日仕事休みですが、私が事務局をしている団体の研修会があります。

今はその準備に追われています。



その合間をぬってひと言。



私の上司は、日本全国を駆け回り、研修の講師をしています。

その研修方法のひとつに「事例検討」があります。

その際、事例検討で押さえておくポイントを、私も一緒になって考えてさせてもらう機会があります。


研修生からの事例内容を見てみると、あまりよい仕事をしていないケアマネジャーほど、

「在宅生活から、施設生活に移るタイミングが分からない」


といった質問を投げかけます。



この質問に大きな疑問を感じます。



原則論ですが、基本的に居宅のケアマネジャーの仕事は、

「利用者の在宅生活を支える」であって、
「在宅生活を諦める、諦めさせる」ものではないということです。


介護保険の限度額は、在宅生活ができることを前提に設計されているはずですから、本人あるいは家族が望めば、どこまでも在宅生活を送ることは可能なはずです。


(ただし独居の方など、介護保険以外の介護者の手がない人にとっては、

限度額以上にサービスが必要というケースもある、と感じることもあります。)


だから、限度額に全く届かない乏しいサービス内容で、

「これはとても在宅生活できないや。」と思わずに、自分のプランを見直してみましょう。

それが、ケアマネ力を上げる方法のひとつだと思います。


「施設入所の対象者か、否か。」という判断は、あまりすべきではない思います。


それより、

「在宅生活を送るためには、これだけのサービス、プランが必要。」

と思って、利用者、家族にアタックしてみましょう。


皆さんは「施設入所の営業マン」ではなく「居宅」「介護」「支援」する「専門員」なのですから。




ケアマネはたかだが10年足らずの専門職。

片意地を張ることもないですから、お互いに淡々と頑張ってみましょうv(^-^)v