(前回はこちら 。)



モチベーションを上げる方法について、

もうひとつヒントをもらいました。


監督の指導方法です。




監督は、レギュラー、準レギュラーにも目配りしていますが、

それ以外の、補欠の子どもたちにも目配りしています。


「お前は、ファーストの補助、お前はノックの球出し。」と一人ひとりに役割を決めていることです。


そして、その子達に

「自分たちがいるからレギュラーの子達も練習に集中できる。」

といったようなことを話して聞かせるのです。

その子達は本当に一生懸命その役割を果たそうとします。


それも「苦もなく、生き生きと」です。







「やる気=モチベーション」は、

「自分の役割が明確であること」

だと思います。




人は支え合って生きている、などと言いますが、

「自分がこのことに役立っている」

ということが認識したとき、人はモチベーションが上がるのだと思います。


私も「なぜ、あなたは仕事をしているのか」と問われると、自分のため、というよりも、子どもたちが食っていけるように、と思ってしまいます。

一人身なら、もっと気ままに過ごしているような気がします。




また、ぐうたら亭主やダメ男をパートナーに持つしっかり者の女性には、「私がいないとこの人はダメになってしまう。」という強迫観念めいたものがあるようです。


だから、ダメ男が好きな女性は、次もやっぱりダメ男を選ぶようです。それは、自分のその役割をモチベーションに変えているから、ではないでしょうか。





介護の仕事は、チームの仕事といわれます。

そうなると、自分の役割というものが見えにくくなるように思います。

「自分、固有の役割」というものが見出しにくい。

それは、仕事をバトンタッチしていく病棟(入院)の看護師などもそう言えるのではないか、と思います。






「自分がいなければ、成り立たない」と部下に思わせるような、仕事の割り振りを上司は考えてやるべきだと思うのですが、どうでしょう。





モチベーションを上げる方法。

ひとつは目標を持つこと。

もうひとつは役割を担うこと。



このことを、もっと真剣にとらえても良いのでは。