(前回までのあらすじ)
酒屋の本屋も○○スーパーも、すでに閉店。
いよいよ、どうしようか、と思ったそのとき、長男は「コンビニがある!」と言い出した。
果たして、最後の希望、コンビニで、目指すコロコロに出会えるのか?…。
前回までの話はこちら。
子どもと徘徊!? その1
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301236343.html
子どもと徘徊!? その2
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301340919.html
子どもと徘徊!? その3
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301720013.html
子どもと徘徊!? その4
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301986000.html
子どもと徘徊!? その5
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301994453.html
子どもと徘徊!? その6
http://ameblo.jp/method3573/entry-10302309149.html
しかし、コンビニエンス・ストア、とはよく言ったものだ。24時間開いていて、欲しいものが欲しいときに買える。
ただ、そのことが誰にでも、コンビニエンスとは限らない。
かえって迷惑な人もいる。
例えば、今の私…。
なんとかしろ、コンビニ!
なぜ開いているんだっ!!!ヽ(`Д´)ノ
歩きながら、長男は言った。
「社会でコンビニのメリット、デメリットって勉強しとる。」
……ほお、今の社会科では、そんなことを教えるのか。
「えっっと、メリットがエコにつながってえ。デメリットがあ、犯罪があったときにいつでも助けを呼べる…。……あれ、それがメリット?え?……どっち?」
知らんがなっ!!
そんなんで、本当に90点取っているのか、長男っ!
本当にそれで、
1学期の成績は上がるのかぁ~っ!!
少し、風が出てきた。
相変わらず時化って、不快なことには変わりないが、暑さは幾分和らいだ。
今歩いている、長男の知っているこの近道は、私は初めて通る。
ここは私の生まれ育った土地だが、この道は私が子ども時代にはなかった道だった。
今は、どこに行くにでも車で、家の近くをゆっくり歩く機会がない。
夜で、足元が暗いのも手伝って、ちょっとした冒険気分だった。
腹が減ったのも、この頃には峠を過ぎて、この夜の徘徊は、長男と2人っきりで過ごす大切な時間に思えるようになった。
長男もいつのまにか「鼻水長男」ではなくなっていた。
(続く。)