(前回までのあらすじ)
コロコロを買いたい長男、勉強が先、と言う妻。
両者を納得させるためには、「シュクダイ、ガンバル」の長男の一言が欲しいのだが。
前回の話はこちら。
子どもと徘徊!? その1
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301236343.html
子どもと徘徊!? その2
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301340919.html
子どもと徘徊!? その3
http://ameblo.jp/method3573/entry-10301720013.html
「ダメだ、このままではパニックになっている長男Σ(゚д゚;)から正解は出ない。」
今流行りのコーチング技法が、この場では役立たないことを理解した私は、
3択で決着しようと目論んだ。
「ダイゴはやらないことは、やらないといけない。それは宿題だな。じゃあ、「どうしたら宿題する時間ができるか」を考えよう。
さっきは部活があって時間がない、って言ったな。それなら部活を辞めるか?それとも、漫画を捨てようか?それとも、何とかして宿題する時間を作るか?」
最後の「何とかして宿題する時間を作る」でいいと思った。それができないからいつも怒られているが、とにかく「シュクダイガンバル」の結論を出させて、終わりたかった。
俺も低血糖状態だった( ゚ ▽ ゚ ;)
長男は少し泣くのを止めた。
泣くのを止めて、考え込んだ。
そして、「漫画捨てる…。」という意外な一言が。
ナに?コロコロ欲しいのに、漫画捨てるって?「コロコロ買わん、てことか?」って、聞いてみた。
「ううん、コロコロは残したい。ほかの漫画は全部捨てて。」と言った。
う~ん、よう分からんが…。それは「シュクダイガンバル」の意味だなA=´、`=)ゞ
よっしゃ!わが長男の心意気、思いっきりの良さに感心した。
でも、捨てるのはもったいないし、見えないところに隠すってことにしような、と思った。
「分かった。じゃあ、買いに行くか。でも、もう暗いし、ついて行ったるわ。」
話が長くなると思って、1階の人々には何も告げず、2人でこっそり、家を出た。
(続く。)