(前回までのあらすじ)
コロコロが欲しい長男だったが、わが妻の逆鱗に触れて小さな肩を震わせるのだった…。
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なるほど、長男の言うことも一理ある。
自分のお金を自分の好きなように使って、
何が悪い、何が悪い…(#`ε´#)。
でも、勉強もせずに、コロコロばっかり読んでることも
大いにモンダイダ。
ここは、妻の言い分を尊重することにした、
親として。
「あのな、お母さんはやること、キチンとやってるだろ。
ご飯作ったり、洗濯したり。
ダイゴ(仮名)はやることやってるか。
ダイゴのやらんといけんことは……なんだ?」
長男は嗚咽していた。
嗚咽し続けていた。
考えているかな?
そして言った。
「……宿題……。」
わかってるやんっ!
なら、話が早い。
「そうか……。なら、どうしようか…。」
なんとか、自分で答えを出させようとした。
長男は、鼻の穴を鼻水いっぱいにしながら、
口まであふれる、その鼻水を少し気にしながら、
震えて、自分の思いを口にした。
「でも、ずっと続けて買っとったのに、7月号だけなかったら、イヤだあー!・°・(ノД`)・°・」
そうだ、今日は8月号が発売。と、同時に7月号が店頭から消えるのだ。
このとき、時刻は午後8時10分。長男は今、近所の本屋に行かないと買えなくなることを知っている…。
「もう、買えんわ。閉まっとるわ。」
と思いつつ、
「俺は、いつになったらメシ、食えんねん。」
(続く。)