危機的状況に遭遇した際

 

一番多い反応は

「凍り付き」と言われています

 

最近は専門書やメディアでも

取り入れられていますので

ご存じの方も多いと思いますが

 

恐怖を感じた時に

戦う/逃げるという反応が

出来なかった時

人は固まり

その場をやり過ごそうとします

 

交感神経が最大限に活動し、膨大な

エネルギーを持ちながら

背側迷走神経が活動して

凍り付き現象を引き起こします

 

人の身体は

問題が起きた時にはまず

腹側迷走神経が働き

相手とコンタクトを取り

穏やかな和解をしようとします

 

それが無理だと思った時に

交感神経が働き戦う/逃げるモードへチェンジ

するのです

 

それもうまくいかない時に

背側迷走神経が働き

「究極の生き残り戦略:凍り付き」を

起こす仕組みになっているのです

 

凍り付きを起こした身体は

脳への血流が一時的に低下している為

思考で抵抗したくても

身体が思うように動きません

 

この反応は

地震が起こった時に

身体が動かなくなったり

 

驚いた時に固まって

一瞬動けなくなるのと似ています

 

皆さんも

とっさに行動できないのでは

ないでしょうか?

 

(NHK 性暴力を考えるより一部抜粋)