結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ -4ページ目
結婚式でサンドアートというと、
ゲストにも手伝ってもらい
こんな感じでひとつの入れ物に
砂を注ぎ込む儀式があります。

先日いつも司会を担当している会場で
ウェディングフェアがあり、
試食会の進行をしてきました。
そこで披露宴の演出提案の一つに
「サンドアート」がありました。
と言ってもこちらは、
プロのサンドアーティストの方が
ライブでパフォーマンスを
披露してくれるというもの。
※実際にこのアートを指をなぞりながら
作り上げていました。
そのアーティストさんがこの方
KOHEIのサンドアート
展開してくパフォーマンスは、
ストーリー性がある演出で
思わず見入ってしまいました。
最近は余興を友人に依頼しない
新郎・新婦さんも増えています。
あっさりと食事・歓談だけになるのは
少し寂しいかも・・・
そう思われた場合には、
こういったプロにパフォーマンスを
依頼するのも、私はありだと思います。
砂とパフォーマーの指先で展開していく
サンドアート。
役得とばかりに、臨場感を味わいながら
感動しちゃいました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


結婚式での演出の一つ
【ブーケトス】
でも・・・
「なぜブーケを投げるの?」
って、思ったことありませんか?

ということで今日は、
ブーケトスの由来をはじめ最近の傾向を
ウェディング司会者目線で
ご紹介していきますね。

ブーケトスの由来
一説によるとブーケトスは、
14世紀のイギリスから
始まったようです。
当時の結婚式では、
女性ゲストが新婦さんの
幸せにあやかろうと、
「ドレスやブーケに触る」
といった行動が
多く見られたんですって。
そこから着想を得て挙式後に、
「新婦さんが持っているブーケを
ゲストに向かって投げる」
という演出が始まったと
言われています。
幸せのおすそ分けのバリエーション
実際に私がお手伝いした
ブーケトスの他の方法や、
やり方そのもののバリエーションを
ご紹介しますね。
・対象ゲストをしぼらないアナウンス
ブーケトスの前に、司会者から
『幸せになりたい女性ゲストの皆さま』
という呼びかけに変えます。
そう!あくまでもブーケトスは、
新郎・新婦さんからの
【幸せのおすそ分け】ということを
思いっきり強調するアナウンスに
徹底します。
この呼びかけであれば、
「未婚女性」ということを
過度に目立たせずに、
女性ゲストが新婦さんの近くに
出てきやすくなりますよ!
※数多く実証済です

・ブロッコリートス
「男性ゲストにも
幸せのおすそ分けを届けたい」
そんな想いで取り入れる
新郎・新婦さんに人気がある
演出がこの、
「ブロッコリートス」です。
ブロッコリーには房がたくさんある
というところから
「子孫繁栄」「健康を願う」
という意味があります。
カタチもブーケに似ていることから、
ブーケトスに引き続いて取り入れる
新郎・新婦さんもいるんですよ。
ブーケ同様に、
ブロッコリーも綺麗に
ラッピングをすると、
めちゃくちゃ華やかになります!

・ブーケシェア
披露宴会場内に飾っていた花で
小さなブーケを作ってもらいます。
それを送賓の際に
女性ゲスト全員に配るのが、
「ブーケシェア」。
これであればもれなく
女性ゲスト全員へ
「幸せのおすそ分け」
をすることができます。
「ブーケトス」そのものを
好まないゲストに対しても、
このおすそ分け方法であれば
自然に受け取ってもらいやすく
なりますよ!

・ブーケプルズ
新婦さんが持っているブーケの先に
紐やリボンを結び、
それを未婚の女性ゲストが引く
という演出。
ブーケに繋がっているのは
1本だけなので、引き当てたゲストは
幸運が訪れて次の花嫁になる・・・
というジンクスもあります。
くじ引きのようにゲーム感覚で
楽しんでもらえるので、
結構盛り上がります。

ブーケトスだけにとどまらず、
今は色々な
「幸せのおすそ分け」方法が
あるんですよね。
これから結婚式という、
新郎・新婦さんに
何かヒントになることがあれば
嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


先日司会を担当した披露宴での
新婦さんの友人スピーチ。
マイクとの距離感って、
やっぱり大切なんだと痛感する
光景を目にしました。

学生時代の思い出をはじめとして、
新婦さんの人柄が伝わる素敵な話しを
してくれていたんです。
食事や歓談中の少しざわついた会場内では、
音響さんがマイク音量をどんなに駆使しても
声がうまく拾えず・・・。
ささやくようなスピーチに
なってしまったんです。

スピーチしている場所が、
司会台の目の前だったので、
その方の話す様子を見ていると・・・
マイクとの距離がかなり離れていました。
普段の生活では、マイクを使って話す機会は
そんなに多くないと思うのです。
だからこそ、マイクとの距離感を
ちょっと意識するだけで、
格段にスピーチの質が向上します。
とはいえその友人のスピーチは、
一番伝えたい人である新婦さんには
声も思いもしっかりと届いていた
ようだったので、その様子を見て
ちょっと一安心でした。
ちなみに、声の大きさに関わらず
マイクの力を最大限に活用できる
マイクとの距離感があります。
それは・・・
【マイクと口元はこぶし一つ分あける】
※こんな感じです↓

本当に些細なことなんですが、
このことを意識するだけで
伝わりやすい声の大きさになり
口を極端に大きく開けずとも
伝わるスピーチになりますよ~。
ということで今日は、
ささやきスピーチにならないために、
マイクとの距離感についての
気付きをご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


披露宴に来ていただいたゲストへの
新郎・新婦さんからのおもてなしの代表格は、
なんといっても【料理】ですよね。
ゲストにとっても、
楽しみの割合が高い料理。
メニューを席次表に掲載したり、
こんな感じでメニューだけを席付けする
新郎・新婦さんもいらっしゃいます。
先日司会を担当した披露宴で、
メニュー表にさりげない気遣いの
感じられる一文が添えられていたんです。
それがこちら↓
『メニュー内容変更箇所ございます。
安心してお楽しみくださいませ。』
招待状の返信ハガキの
アレルギー記載スペースに記入されたものが
提供する料理には含まれているけど、
ちゃんと変更をして提供しますよ!
ということがわかるように記されたこの一文。
特に、こんな感じで席付けのメニュー表を
用意された場合、
さりげなく一言添えられていると
アレルギーがあることをお知らせしたゲストは
安心しますよね。
今は披露宴が行われるどの会場でも、
事前にアレルギーのあるゲストの情報を共有する
仕組みが設けられています。

その際に重要になってくるのが、
「どんなアレルギーを持っているのか」
ということなんです。
例えば・・・
エビ・カニといった甲殻類の
アレルギーがある方でも、
身だけは大丈夫なのか、
エキスはダメなのかなど、
色々あったりします。
ゲストから返信されたハガキの
アレルギー記載内容をもとに、
新郎・新婦さんは配席表への転記をして、
それを受けたプランナーさんが料理伝票を起こして
調理を担当する部門に伝える・・・
そんな流れになっています。
ちなみに今は、
画期的なサービスが誕生しています。
CAN EAT
これはアレルギーヒアリングシステムで、
新郎・新婦さんがゲストに送る
返信ハガキに専用QRコードを掲載し、
アレルギーに関する情報をゲスト自らに
入力してもらう方法なんだそうです。
これまで煩雑なやり取りになっていた、
ゲストのアレルギー情報をデジタルで
簡単に集約・共有できるWEBシステム。
まだすべての会場が取り入れているという
わけではありませんが、
こういうシステムを取り入れる会場が
どんどん増えてくるといいですよね。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


毎日当ブログの記事下にも
リンクを載せていますが、
私が監修した新郎謝辞の記事。
私が司会を担当する新郎さんには、
必ず見てもらうように紹介しているんです。
この記事を読んでもらった後に、
「自分事」として謝辞を捉えることができて
話す内容を皆さんしっかりと準備されます。
私ね、思うんですよ。
その行為こそが、
自信を持って人前で話すことのできる
最良な謝辞準備なんだと。

こと新郎さんが披露宴の結びで挨拶する謝辞は、
その場に相応しいものになっていれば
それでいいのですが、
できれば「その人らしさ」が盛り込まれると
格段に言葉に想いが乗って
さらには堂々として見えるんです。
手前味噌感満載ですが、
ゼクシィの記事を通して新郎さんに
謝辞についてのコツをお伝えするように
なってから、私自身も思わずウルっとしたり、
堂々とした様子に感心しちゃうような
素晴らしい謝辞をされる新郎さんが
本当に多くなりました。
話す内容をしっかりと練って準備をし、
練習を重ねて自分の言葉にして臨む
結婚式当日。
魔法のようなことではなく、
地味な準備ですが
これこそが自信を持って大切な人達に
届く言葉を紡ぎだせる由縁なのかもしれません。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。



