結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ -11ページ目
今日は最近私がふと思う
ひとりごとな話を綴ってみます。
かれこれ15年以上ウェディング司会の
仕事をしている私。
実はこの仕事「慣れ」「慢心」
との闘いの日々なんです。
特に、キャリアを積めば積むほど、
注意してくれたり
指摘してくれたりといった環境が
どんどんなくなっていきます。
司会者って、やっていることが
形になって残るわけではない、
【言葉】を紡ぐ仕事です。
だからこそ、
ちょっと油断すると自分の中で
「この場面ではこの言い回し」
みたいな定型文があっという間に
蓄積されていきます。
それはそれで、スムーズな進行を
するためには大切な要素では
あるんですけどね。
あまりそこに慣れすぎてしまうと、
紡ぐ言葉に
「温度」
が感じられない気がして
しょうがないんです。

結婚式は、
それぞれの新郎・新婦さんによっても
望むイメージや空間は千差万別です。
打合せで可能な限り
希望するイメージを拾い上げて、
結婚式当日その場の空気にあった
言葉で紡いでいくのが私の仕事です。
そのためにも日ごろから、
「表現力を磨かなきゃ!」
「もっと素敵な言い回しってないかな?」
「これってウェディング業界で使っている
言いまわしだよね?万人に通じる?」
などなど・・・。
時に、自分の中でのすっかり「当たり前」に
なってしまっていることや忘れていることを
思い起こして自分自身に発破をかけて
生きていたりします。
具体的には、
目に見えたものを何通りもの
表現方法で言ってみるとか。
自分が見聞きする【言葉】に
耳を澄ませたり、
見逃さないように心にとどめたり。
自分の司会をしている様子を
スマホで撮影して、
何度も出てくる口癖がないかを
チェックしたり。
(結構私「それでは~」と話の冒頭に
言いがちです)
本当に正解のない仕事だけに、
いつもいつも自分自身を疑っています。
「慣れ」「慢心」の海に溺れないために。
正解がないからこそ、
この仕事は面白いのかもしれません。
そして、時に視点を自分だけではなく、
新郎・新婦さんやゲストの目線から
考えることもすご~く大切なんだと
実感しまくることもあるんです。

そのためにも、
司会の依頼をしてくださる
新郎・新婦さんに
程よい距離感で寄り添って、
思いをくめる司会者でありたいと
ひとり勝手に心が熱くなる
そんな瞬間が最近ありました。
私の場合は、
日々の雑事に仕事に追われ
忙しくなりすぎると、
司会者として
一番大切にしなきゃならない
言葉を丁寧に紡ぐ感度が
鈍りがちなんです。
だからこそ意識して、
自分のために時間を作り、
自分の発する言葉を見つめ直すことが、
めちゃくちゃ大切なひとときなんです。
なんともマニアックな
「私のこだわり」みたいな話を
つらつらと綴ってしまいました。
こういうことが私にとって、
”言葉を紡ぐ”を仕事にする者として
大切にしていること
の原点なのかもしれません。
完全に私のひとりごとに
付き合わせてしまい失礼しました(笑)
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


「自分の声に自信がないんです」
スピーチレッスンの受講者さまから
言われた一言。

その自信のなさはどこからきているのかを
聞いてみたところ・・・
「自分の話している様子を動画で観た」
とのことでした。
「全然覇気もないし、声も暗くて、
普段こんな声で話しているんだと知って
すごく落ち込んだんです」
と、話してくれました。
自分の話している様子を動画で観て
落ち込む・・・
私もこんな経験を何度もしているので
受講者さまの気持ちがいた~~いほど
わかりすぎました。
そこで私がお伝えしたこと。
それは・・・
「声を明るくしようとする前に、
笑顔を作ってから話してみましょ!」
ということでした。
「笑顔でいると声も笑う」
状態になるんです、しかも自然と。
以前大先輩に教えてもらったこの方法。
言われてみれば「確かに!」と、
合点がいきました。
声には表情と同じ感情が出ます。
だからこそ、まずは笑顔を作ってから
話をするように心掛けると、
発する声は【笑声】になります。

この受講者さまが、
普通に会話をされている時に
自然と笑顔が出ている方だったので、
このアドバイスがよりしっくりと
きたようです。
ということで、
「声に自信がない」
「笑声で話したい!」
そんな方におススメの方法。
【笑顔を作ってから話してみる】
ぜひぜひお試しください。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


結婚式当日。
主役である新郎・新婦さんを紹介する
プロフィール紹介。

私は、新郎・新婦さんにあらかじめ
まとめてもらったプロフィーシートに加え、
打合せで直接お話を聞きながら
紹介する内容をまとめています。
その際に一番大切にしていること。
それは・・・
新郎・新婦さんの人柄を伝える内容にする。
これを一番大切にしています。

ふたりを祝うために集まってくれた
ゲストに向けて、
これからもふたりを応援してほしい、
そんな想いを込めながらプロフィール紹介文を
まとめています。
そんなプロフィール紹介にするためにも、
より詳しく話を伺っているのがコレ↓。
・子供の頃の様子、思い出、家族について
・これまで経験してきたこと、思い出の出来事
・意外さを感じさせること
自分にとっては、
些細なことだったり大したことないと
思っていること。
むしろそういったことの方が
聞き手となるゲストにとっては、
新郎・新婦さんの人柄をあらためて
深く知るきっかけになったりするんです。
中でも「意外さを感じさせること」は、
見た目や雰囲気からは垣間見えにくい
趣味や好きなことなどがそれにあたります。
・柔道をやっていてがっしりした体格の新郎さん。
趣味は刺繍。針と糸を手にすると妙に落ち着く。
・普段はおっとりした雰囲気の新婦さん。
趣味はサバゲー。
のめり込むうちに知らず知らずのうちに
筋肉も鍛えられて、ウェディングドレスも
颯爽と着こなせるようになった。
↑は実際に私が司会を担当した、
新郎・新婦さんが教えてくれた
「意外さを感じさせること」なんです。
結構インパクトのある
「意外さを感じさせること」でしたが、
思わずゲストも聞いていて
笑顔になったりしますよ。
人柄の伝わるプロフィール紹介。
ゲストにとって
新郎・新婦さんがより身近になるように、
そしてふたりのことを応援してもらえるように、
プロフィール紹介には人柄が伝わる
エピソードをぜひふんだんに盛り込むことを
超絶おススメします。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


今日は、
完全にわたしのひとりごとです(笑)
最近、仕事をする中で感じた
ちょっと嬉しい発見について
綴っていきますね。
ウェディング司会者として
結婚式に関わるようになって、
かれこれ18年・・・。
途中私の人生のよんどころない事情で(笑)、
3年ほど司会の仕事をお休みした時期も
あったんですけどね。

色々ありつつも、ウェディング司会者は
一番長く携わっている仕事になっています。
ひたすらにご縁のある
新郎・新婦さんの人生最良の
一日をお手伝いするべく、
目の前の仕事に一つ一つ
誠実に向き合ってきた私。
ここ最近特に感じることが
ありまして・・・。
それは、
新郎・新婦さんと打合せを
している時に、
『経験が力になる瞬間』
があるんです!

目の前にいる新郎・新婦さんの
醸し出す雰囲気、
結婚式に望んでいること、
ご自身のこと・ふたりのことを
話してくれている様子。
単純に話だけにとどまらず、
新郎・新婦さんの何気ない
しぐさ・ジェスチャー・表情
をさり気なく観察しています。
そこに、
これまでの司会者としての
経験の引き出しから、
それぞれの新郎・新婦さんに
ピッタリなことがパッと
浮かぶんですよ。
「きっとこういうことを
提案してあげたら、
希望の叶う結婚式になる!」
と、思うようなことが
自分でも引くくらい
わんさか出てきます。
ワタシ、
それを素直に新郎・新婦さんに
言語化して提案しているんです。
するとね、
ぼんやりとしたイメージしか
なかった結婚式に対して、
より一層「こうしたい」が
ハッキリ見えて、
結婚式が楽しみになりました・・・
そう言ってもらえることが
本当に本当に増えました。

「結婚式をする」
という共通点はあっても、
それ以外は一つとして同じ
新郎・新婦さんはいません。
育った家庭環境、培った性格、価値観、
様々なことが千差万別。
その辺の事情も鑑みながら、
どうしたら新郎・新婦さんの
希望を叶えられる結婚式に
できるかを共に考えるのも、
司会者冥利に尽きる
瞬間なんですよね~。
だからこそ、
目の前の新郎・新婦さんの
話してくれることに真剣に
耳を傾けて、
言語化されていないことを
集中して見ることに
徹していたいと強く強く
感じるんですよ!
こと、ウェディング司会者の
仕事に関しては、
全然飽きることなく
まだまだ極めたいことだらけです。
たくさんの新郎・新婦さんと
ご縁が繋がることが、
楽しみでワクワクしちゃってます!
ということで今日は、
最近あらためて気付いた
自分の仕事に対する発見を
一人で熱く綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


最近は、
出会いはマッチングアプリ
という新郎・新婦さんが
とても増えています。
今は婚活のツールの一つとして、
すっかり認知されている
マッチングアプリ。
めでたく結婚が決まってから、
友人には抵抗なく
「出会いはマッチングアプリ!」
と言えても、それを親御様やご親族に
伝えるのは抵抗がある・・・
という新郎・新婦さん、結構多いんです。
披露宴内で司会者が、
新郎・新婦さんのプロフィール紹介
をする場合には、
なれそめをどう紹介してほしいのかは、
かなり大事な項目になります。
出会いについて、友人には言えても
親御様やご親族には言えていない、
そんな新郎・新婦さんに
私が提案している紹介方法。
それが…
【ご縁があって
出会われたおふたり】
です!

親御様やご親族の手前、
どう紹介してもらえばいいかと
悩んでいた新郎・新婦さんからは、
「モノは言いようですね!」
と安心していただくことが多いのが
この紹介方法。
その他にも
・知人の紹介で出会った
・共通の趣味で知り合った
などなど・・・
「マッチングアプリ」というワードを
出さずとも紹介できる言い回しを
いくつか提案している私です。
マッチングアプリは、
お互いに結婚を見据えて、
さらに価値観や趣味が一致したうえで
お付き合いがスタートします。
出会ってすぐに結婚となったお二人も、
長年お付き合いをされているような
しっくり感を第三者の私まで
感じることが多いんですよ!
出会いのカタチは数多くあれど、
【ご縁があって出会われた】
ということにかわりはありません。
マッチングアプリに限らず、
それぞれの新郎・新婦さん
一つ一つ異なるなれそめを聞いて
ご縁の神秘を感じています。

ということで、マッチングアプリが
出会いのきっかけとなった新郎・新婦さん!
ぜひおふたりがしっくりくる言い回しで、
紹介をしてもらってくださいね。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。



