先日司会をした披露宴。
新郎さんのお母様の出で立ちが
ものすっごく素敵だったんです。
一般的に結婚式でのお母様の装いは、
【黒留袖】という方がほとんどです。
もちろん中には洋装で
ドレスをお召しになる方も
いないわけではありません。
そんな中で背中の開いた
イブニングドレスを
見事に着こなしていたお母様。
素材の良さが一目でわかる
黒のロングドレス。
ところが後姿は・・・
腰のあたりまで背中のラインが
綺麗に見える開き具合。
てっきり
「そもそもおしゃれな人」
だと思ったのですが、
新郎・新婦さんの中座中に上映した
プロフィール映像。
そこに映っていたお母様。
新郎さんの小さい頃の写真は
まるで別人でした。
思わず披露宴後、
新郎さんのお母様に
あまりに素敵なドレス姿に
目を奪われたことをお話しました。
するとこんな話をしてくれたんです。
『こういうファッションを
取り入れられたのは
50代になってからなんです。
自分は何が好きなのか、
自分はどんなファッションを
身に着けたら自然体でいられるのか。
そういうことがわかったら、
息子の結婚式であっても
「私はこれが着たい!」
と思って迷いなくこのドレスを
選んだんです。
新郎の母らしくないですよね』
【自分は何が好きなのか】
それがわかっているからこそ、
TPOに合わせながらも
自分の着たいものを
迷いなく選び取ることができる。
私が目指していきたい、
大人の女性のあるべき姿を
垣間見た気がしたんです。
新郎さんのお父様も、
おしゃれなタキシードの出で立ちで
お母様と並んでいると
本当に素敵なご両親でした。
はからずも司会をしながら、
自分を知ることがいかに大切かを
目の当たりにした時間でした。
今は結婚式での服装も
色んな捉え方や考え方があるので、
見ていてとっても勉強になります。
今日は私が思わず「素敵!」
と思った、新郎さんのお母様の
結婚式の出で立ちの話を
綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。