私、最近こんな光景をよく目にします。
それが・・・
披露宴でスピーチをする方が
話し始める前に
【マイクをバンバン叩くこと】
なんです。
気持ちはわからなくないんです。
話し始めた途端にマイクの
スイッチが入っていなくて
声が拾えなかったらいやだな~とか、
思うその気持ち。
音響スタッフが入っている会場では、
披露宴開宴前に必ずマイクチェックを
しています。
そして、
披露宴中にマイクを使うとき、
マイクをバンバン叩く方の
行動を予見したら
スッと音量を下げてくれる
スタッフさんもいます。
でも
「なんでマイクを叩いちゃいけないの?」
って思いますよね?
これは音響さんから聞いた受け売りの話ですが、
マイクは【音を収音する機器】です。
音の情報は電気的な信号に変換されます。
その後「アンプ」という電気の信号を、
ものすごく大きなものに増幅される
機械を通してスピーカーに接続されます。
マイクを叩くと、これらの音の出る
一連の流れに風圧や衝撃が加わり、
入った音が何倍にもなって
スピーカーから出力されちゃうんです。
これは、その場にいる人にとって
突発的にうるさい音になるだけでなく、
機材に深刻なダメージを与えることに
つながります。
中にはマイクそのもののスイッチが
ついていないものがあったり、
(プロ用は結構こういうのあります)
ワイヤレスマイクはスイッチそのものが
わかりづらいところにある場合も。
そうなると、
スイッチが入っているのかわからず、
マイクオフのまま話し始めて恥ずかしい
思いをしたくないという心理が働いて、
マイクをバンバン叩くという行為に
つながるのかなとも思います。
でも、安心してください!
音響スタッフがしっかりと
対応しています。
スピーチのみならず、インタビューなど
急にマイクを渡された場合でも、
【スイッチは入っているので、
そのまま話してください!!!】
すごいマニアックな話ですが、
人前でマイクを使う機会があったら
ちょっとだけ覚えておいてもらえると
嬉しいです。
もしどうしても不安で確認したい時は、
マイクの網部分を爪で軽~く
ガリガリしてください。
そのガリガリ音が聞こえたら
マイクはしっかり音を届ける
準備のできている状態です!
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。