結婚式に特化したスピーチレッスンを
するようになった私。
受講者さんの「話す」ことに対する
様々なお悩みを聞いていると、
本当に多くの気づきをいただけているんです。
中でも結構な頻度で
ご相談いただくことの一つが、
「滑舌(かつぜつ)」
に関すること。
まず・・・
元も子もない話になっちゃうんですが、
私は「滑舌よりもその人らしさが大事」
を勝手ながらモットーにしていて、
滑舌自体をそこまで重視していないんです~。
もしこのご相談が、
話すことでお金をいただく
「プロ」
を目指す方からであれば、
「滑舌を頑張ってよくしましょう!」
と即答しちゃいます。
でもね、
特に結婚式のように非日常の空間で
話をする機会となる場では、
「滑舌の良さ」って実はそんなに
重要じゃないと私は考えています。
そう、大事なのは
「噛まずに明瞭な発音と滑舌で
完璧なスピーチをする」
ではなく、
「時々つかえたり、
噛んだり、
滑舌が悪くても、
自分の言葉で想いを込めて話す」
ことの方が数百倍大事だからなんです!!!
これは、これまでたくさんの緊張の空間の中で、
色々な立場の方の結婚式スピーチを
間近で聞きまくっていた私が
痛切に感じることなんですよね。
時間がどんなに経っていても、
不思議と記憶に残っているスピーチ。
それは・・・
上手な話し方をしている方ではなくって、
つかえながらも、言葉に詰まりながらも、
その場にいる人たちに
「想いを届けたい」
と真摯にスピーチに向き合っていた方が
めちゃくちゃ記憶に残っているものなんです。
とはいえ、
「せっかく人前に立って話をするのだから、
少しでも自分の話し方の精度を上げたい」
と、真摯にスピーチに向き合っている
受講者さんに向けて滑舌に関して
伝えているのはこの2つです。
①滑舌が悪くなっちゃう言い回しは
最初から原稿には入れない
※それでもその言い回しを入れなきゃ
いけない場合には・・・
②噛みやすい・言いにくい言葉ほど
ゆっくり話す
単純なことなんですが、
結構↑を伝えることで気が楽になって、
当初のお悩みの滑舌については
過度に気にしなくなる受講者さんが
多いんですよ~。
ということで今日は、
滑舌よりも大切なこと、
という私の持論満載の話を
綴ってみました。
滑舌にお悩みのある方に、
何か拾っていただける点があれば
嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。