私は現在、複数の会場で
ウェディング司会者をしています。
司会者も千差万別。
雰囲気や個性も人それぞれです。
でね、先日ちょっと興味深いことが
あったんです。
私が司会を担当する会場で、
準備中のスタッフさん同士で
こんな会話が繰り広げられていたそう。
『今日の司会者さん、誰かな?』
『今日は、あの、ほら、ヘアスタイルを
いつもキュキュッとまとめていて、
キラキラのネックレスをしている
マダムだよ!』
『あ~、あのマダムね!』
こんなやり取りが繰り広げられていたことを、
別のスタッフさんが教えてくれました。
『塩沼さんのことを形容する表現は、
「マダム」になってるよ。
でも、私から見ても塩沼さんは
「オバちゃん」っていう感じもしないし、
どちらかというと「大人の女性」
っていう印象があるから、
「マダム」っていう表現は
しっくりくるよ』
ふ~ん・・・そういうものかと、
その方の話を聞いていた私ですが、
よくよく聞くとこれはいいように
取ることができるんじゃない?と、
嬉しくなってきちゃったんです。
ちなみにあなたは「マダム」と聞くと
どんな印象がありますか?
私は
「落ち着いた雰囲気のある、
素敵な女性」
という印象なんです。
思わず「マダム」という言葉について
調べちゃいまいた。
「マダム」は元々フランス語。
Ma dame=My lady 「私の貴婦人」
という2つの単語から成り立っていて、
昔は貴族や王室などの上流婦人を指す
呼称として使われていたそう。
そうした由来から、
「マダム」には女性への敬意が込められ、
フランスでは既婚・未婚等に関係なく
融通の利く敬称として、成人女性全般に
広く使われているんですって。
う~ん、なるほど。
いずれにせよ、
悪い印象で呼ばれているわけではないと、
持ち前のポジティブシンキングで
勝手にいい意味づけをしておきました。
私はどちらかというと、
人にどう思われるのかを
あまり思い悩んだり、
考えたりしないタイプです。
(他人様の思考はコントロールできないですしね)
だから今回の「マダム」と呼ばれている
件については、
客観的にどう見られているのかを
知る貴重な機会であり、
あらたな気付きもありました。
ちょっとした
仕草、立ち居振る舞い、表情。
「私は私の思うマダムになれている?」
これからは自分自身にい~っぱい
問いかけをしていきそうです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。