披露宴の締めくくりで行われる
新郎さんからのお礼の挨拶【謝辞】
先日司会を担当した新郎さんが、
披露宴後に話してくれたことが
すご~く印象的だったんです。
『独特な緊張感を何とかしなくてはと、
笑わせるようなことを言った方が
いいのかなぁ~と思ったんです。
結婚式って不必要に笑わせることないんですね。
俺、見事にすべりました(笑)』
この新郎さん。
披露宴冒頭のウェルカムスピーチと、
結びの謝辞とゲストに向けて話をされました。
事前に考えてきた原稿を手元に用意して、
ご本人が自覚しているように
「何とか面白いことを言おう!」
「どうにかして会場に笑いを起こそう!」
とすごく必死に頑張って話をされていたんです。
新郎さんの中では「これは面白いはず!」
と、練りに練った話をしても残念ながら会場は
「シーン」と静まり返ってしまったんです。
最終的には新郎さん自ら、
「あっ、今の笑うところです」
と補足を入れてややウケな笑いが起きる・・・
そんな状態でした。
私ね、思うんですよ。
結婚式での主役である新郎さんは、
無理に会場で笑いを取ろうとしなくても
いいんじゃないかと・・・。
この新郎さんも、
結婚式以外のシーンであれば
話している内容も笑いが
起きたかもしれないんです。
でも・・・
年齢も立場も異なる
様々な方が一堂に集い、
かつ新郎・新婦さんを祝うために
来ている方達からすると、
新郎さんの挨拶で
「笑わせてほしい」
とはきっと思っていないように
感じるんですよね。
とはいっても、独特の緊張感の中
自分たちのために集まってくれているゲストを
少しでも楽しませたいという、
新郎さんのサービス精神もわかったりします。
でも、この新郎さんがご自身で実感したように、
『結婚式って不必要に笑わせなくてもいい』
のです!
た~くさんの新郎さんのスピーチを
聞いてきた私は自信を持って言えます。
自然発生的に笑いが起きる時は、
意外と笑わせようとしていない時
だったりするんですよね。
ということで、これから結婚式を
控えている新郎さん。
ご自身のスピーチで、
無理に面白いことを言おうとしなくても
大丈夫です!
笑いを取らなくちゃ!と、
少しでも頭をよぎった新郎さんに
何か拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。