コロナの影響で、結婚式の常識や
マナーにも大きな変化が起きている
と、結婚式の現場に身を置く私は
日々色々なことを感じています。
今日は、先日司会をした新郎さんから
聞いた話から、
【断る勇気】の大切さを感じたので、
その話を綴っていきますね。
この新郎・新婦さんは、
コロナの影響で、3月から9月へ
結婚式を延期されました。
延期をしたことで都合がつかずに、
欠席となってしまったゲストも
数人いたそうです。
そのうちの一人に、新郎さんの
上司もいました。
その上司が、新郎さんへ
結婚式の欠席を伝えた時の
話を教えてくれました。
この上司の方は・・・
・本心は出席して、
新郎さん夫婦のお祝いをしてあげたい。
・高齢の両親と同居していて
コロナにかからないように
人一倍気を付けていること。
・会場や二人も対策をとっていてくれて
いると承知していても、自分自身が
現状それなりの人数が集まる場へ
赴くことに怖さを感じてしまう。
・別の機会に個別にお祝いをさせてほしい
これらのことを正直に新郎さんに
伝えてくれたそうです。
新郎さんいわく、
『変に嘘をついたり、ごまかさず
欠席の意向を伝えてくれたので、
むしろ上司の誠実さがすごく
嬉しかったんです。
言葉を選びながらも、
【断る勇気】
を見せてくれた上司を
むしろ尊敬しています!』
これは、私の聞いた欠席をするゲストの
気持ちの一端にすぎません。
もちろん、結婚式をする新郎・新婦さんとの
関係性もあるので一概には言い切れませんが、
きっとこれからの結婚式においては、
「これまで以上に、招待するゲストの
心情や感情をおもんばかっていくことが
必要になってくるなぁ・・・」と、
こういう話を聞くとしみじみ思うのです。
そんな中で、結婚式に招待されるゲストも、
この新郎さんの上司のように
素直に思いを伝えて【断る勇気】も
同時に大切になってくるのかもしれませんね。
ちなみに・・・
この新郎さんの上司は、
思いやりに溢れた言葉で綴られた
祝電を結婚式当日送られていましたよ!
コロナ禍での結婚式における、
多様な価値観・考え方。
正解がないだけに、色々な思いを
尊重していきたいと、
私自身もとても勉強になった
話でした。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。