ふたりの好きにしなさい・・・の裏側にある本音 | 結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ

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ウェディング司会経験数1000組以上。
結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇを主宰しています。
司会者だからこそ見える、スピーチ、話し方のコツ、結婚式のこと、などなど・・・をお伝えしています。

「結婚式をしよう!」そう決めてから、

日取り、場所、予算、招待するゲスト、

様々なことを考えますよね。

 

 

結婚式は新郎・新婦さんが主体で

準備を進めていきますが、

他にもキーパーソンになる存在がいます。

 

 

それは・・・両家の親御さん。

 

 

ということで今日は、

【ふたりの好きにしなさい・・・

 の裏側にある本音】

と題して、ある新郎・新婦さんの

経験された話を綴っていきますね。

 

 

 

以前司会をした新郎新婦さんから、

打合せの時に

こんな話を聞かせてもらいました。

 

 

お二人が結婚式準備を始める前、

両家の親御さんは揃って、

『ふたりの好きにしなさい』

と言ってくれたそうです。

 

 

その言葉をそのまま認識した、

新郎・新婦さん。

 

 

日取り・会場を決めて、

両家の親御さんに報告。

 

 

そこで新郎・新婦さんにとって、

予期せぬことが起こります。

 

 

今まで結婚式に関して、

何も意見を挟まなかった

新婦さんのお父様。

 

 

会場の場所を聞いたとたんに、

大激怒!!!

 

 

『〇〇(地名)で結婚式をやるなら、

俺は出席しない!』

 

 

新婦さんはおろかお母様も、

お父様がなぜその場所にある会場で

結婚式をすることがダメなのかが

皆目見当つかずで困り果てたとか。

 

 

※最終的になぜその場所がダメなのか、

お父様は一切口にしなかったそうです。

過去に何か嫌な思い出でも

あったのでしょうか・・・???

 

 

結局新郎さんが間に入って、

『一番感謝を伝えたい両家両親が、

一人でも嫌な気持ちを抱くなら

別の会場にしよう』と、提案。

 

 

二人で決めた会場の契約を

解除されました。

 

 

この顛末で新婦さんはひどく落ち込んで、

一時期は『結婚式はやらない』まで

いったそう。

 

 

でもここで、

新郎さんが新婦さんの気持ちに

寄り添い続けて、

もう一度一から会場探し。

(ある意味このおかげで

私はお二人とご縁が繋がりました)

 

 

この一連の流れを教えてくれた後、

新郎さんがこんなことを話してくれました。

 

 

『そもそも親の、

「ふたりの好きにしなさい」を

僕たちが鵜呑みにしちゃったんです。

 

仕事と同じで、両家の親にも

「報・連・相」をしていれば、

嫌な思いはしなかったんですけどね。

 

だから、新たに会場を決める時に、

両家の親には「こうしてほしくない」

ことを念入りにヒアリングしましたよ(笑)

 

「ふたりの好きにしなさい」の

裏側にある本音を聞くのが、

一番大切なことだったんだと

今ならわかります!』

 

 

結婚式のスタイルは多様化してきて

いますが、新郎・新婦さんだけでなく

親御さんにとっても嬉しい晴れの舞台

であることに変わりはありません。

 

 

この新郎・新婦さんのようなことは、

めったにないかと思いますが、

「ふたりの好きにしなさい」

と言いつつも、我が子の結婚式

だからこそ何かと気がかりなものです。

 

 

そして迎えたこのお二人の結婚式当日。

 

 

密かにどんな方なのか気になっていた、

新婦さんのお父様。

 

 

大激怒した姿が想像できないくらい、

終始にこやかに娘の晴れの日を

見守っていましたよ!

 

 

 

 

結婚式に至るまでのプロセスは、

千差万別。

 

 

そんな一端を見せてもらえる、

ウェディング司会者って

本当に魅力的なのです!

 

 

こういう紆余曲折を経験されて

結婚式をされた新郎・新婦さんは

きっとさらに強い絆で結ばれるはずです。

 

 

ということで、結婚式をすると決めて

これから会場選びという新郎・新婦さん!

 

 

くれぐれも親御さんへの

「報・連・相」

は忘れずに(笑)

 

 

本日も結びまでお読みいただいて

ありがとうございます。