たくさんの結婚式を見てきた司会者として、
結婚式をするなら、ぜひとも花嫁の手紙は
読んでいただきたいと思っている私。
今日は、私が結婚式のリアルな空間に
身を置いているからこそ感じている
『思いを伝える花嫁の手紙』のお話。
ポイントを3つご紹介したいと思います。
①聞き手に対する配慮の文言を入れる
両親へ向けての手紙をゲストの方の前で
読むことを躊躇しないために、
これを入れて損はありません。
むしろ聞いてもらうゲストへの
配慮にもなります。
例えば…
「みなさま本日は私たちの結婚式へ
ご列席いただきまして
ありがとうございます。
この場をお借りして、私を育ててくれた
両親への手紙を読ませていただくことを
お許しください」
②両親との思い出を盛り込む
ただ闇雲に「ありがとう」を伝えるよりも、
思い出に残るエピソードが入っていると、
その光景がイメージできて、
ゲストの皆様も優しい気持ちになります。
例えば…
「大学生になってからも門限があり、
門限を守らない私にお父さん・お母さんは
何度も叱ってくれましたね。
『いつまでも子供扱いしないで!』と
何度も思いましたが、今となっては
それだけ私の身を案じ大切に思って
くれていたんだとわかります」
③相手のご両親に向けての言葉で締めくくる
もちろんご自身の両親に対しての
感謝の思いを伝える手紙ではありますが、
「これからよろしくお願いいたします」
の意味も込めて相手のご両親に向けての
言葉が入ると、手紙がいい感じに
締まります。
例えば…
「◯◯さんのお父さんお母さん。
初めてご挨拶に伺った時、心から私を
歓迎してくださったことが本当に
嬉しかったです。
◯◯さんを精一杯サポートして
幸せな家庭を築いていきます。
これまでと変わらず温かく見守って
いただけたら嬉しいです」
中々普段面と向かって言えない
ご両親に向けての感謝の気持ち。
素直な思いを伝えるだけで、
どのご両親もとても嬉しそうに
されています。
最近はその光景を見て、
私が勝手にウルウルしています。
必要な方に何か拾っていただけたら、
嬉しいです。