昨日は3月11日。
東日本大震災から8年。
あの日・あの時・あの瞬間を
思い起こしていた人も
少なくないと思います。
かくいう私もその一人です。
以前歌手のさだまさしさんが、
NHKのSONGSという番組で
『若者に贈るスペシャルライブ』
で語りかけていた言葉が
とても印象的でした。
東日本大震災後、気仙沼で歌う機会の
あったさださん。
被災地で大切な方を失った方達全員が
言った同じ言葉があるそうです。
それが・・・
『こうなるってわかっていたら』
『こうなるってわかっていたら・・・
もっといい思いをさせてあげられたんじゃ
ないか』
『こうなるってわかっていたら・・・
もっともっと楽しませてあげられたんじゃ
ないか』
『こうなるってわかっていたら・・・
優しくしてあげられたんじゃないか』
『こうなるってわかっていたら・・・
美味しいものを食べさせてあげられたんじゃ
ないか』
以下さださんの言葉です。
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今、普通に生きているのは、
当たり前のことでもなんでもないということ。
実は異常事態。
奇跡が続いているだけ。
明日の朝、起きる保証なんか
誰にもない。
俺はステージで物凄く一生懸命
やる人なの。
それはなんでか。
明日予定されているステージの上に
上がる保証なんか、生き物である限り
ないから。
だから今日後悔しないように
生きていく。
それはすごく大変なことだけど、
今日伝えたいことは今日伝えるように。
今日できることは今日するように。
こんなことから始めたらどうだろうか。
せっかく生まれて、この年まで生きてきた
ことを、もっともっと大切にして生きていって
ほしいと思います。
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この言葉を聞いた時、強く印象に
残ったのが、
『今日伝えたいことは今日伝えるように』
ということ。
明日がくることが、決して当たり前では
ない。
だからこそ、大切な人に伝えたいことは、
迷わずその瞬間に伝えたい、強く強く
そう思うようになりました。
今日を大切に生きる。
当たり前すぎて忘れがちなことを、
さださんの言葉を思い出して
あらためて心に刻みました。