最近どハマりしているのが、山口百恵さんのラストソング、「さよならの向こう側」だ。
K-pop大好きの私は山口百恵さんの偉大さを知ってはいるものの、歌ってみようと考えたことはついぞなかった。新しくてアップテンポなものについ目がいくのだ。
そしてさらに…なんというか、難しすぎるイメージ。雰囲気大事すぎて、鐡子のガチャガチャしたイメージでの歌唱が受け付け不可な感じ。
しかし、突如おすすめに上がってきたそのトビラは、
開けなさいよ
という断れない圧と魅力に満ち満ちていた。
物憂げな女性が歌い上げるその歌は、別れの曲なのにもかかわらず最愛の男性と新しい世界へ飛び立つ彼女の歓喜の歌でもあった。
まるで月面かと思うような殺伐とした無機質なセットからゆっくり歩いてくる百恵さんの姿は途中から光に包まれ、いよいよ手の届かない高い所へと登っていくように感じる。これが40年以上前のMVとは思えない繊細な意匠が光る。
曲の世界観と百恵さん自身の物語、そして百恵さんを愛してやまないたくさんのファンへの思い、もしかすると製作陣の並々ならぬ百恵愛までが映し出された、それはそれは幻想的な映像だ。
見ていると最初は稚拙に感じたセットの細部にも感銘を受けた。これは緻密に計算され、丹念に作られた大切な国民の宝なのだ。
その中に唯一無二の存在感で君臨する百恵さんの姿は、この世のものとは思えない美しさで浮かび上がっていた。ため息をつきながら繰り返し視聴していたら、すっかり曲を覚えてしまい、家事の合間についつい口ずさんでしまう。
今度カラオケ行ったら歌ってみよう😊
〜おまけ〜
そうなると、動画視聴もチカラが入る。
音程難しない?
ビミョーなアゲサゲ、これは採点で点取れる気しねえ😭
そして、それよりも驚かされるのは、百恵さんの英語の正確さと美しさだ。元からの才能や耳の良さはあったかもしれない。しかし、この精度の高さには脱帽だ。おそらく専門の指導者について完璧を目指して練習したに違いない。
時代が選んだのは意外や、誠実で実は庶民的な、頑張り屋の女の子だったようだ。
