
美少女に突きつけられるNO!には誰も抵抗できないよね…巧みに人の心をつかんできたあのシリーズ。薬物乱用防止ポスターだ。でも最近は様変わりして2013年からはオリジナルキャラクターを起用し、時々若者に影響力を持つスポーツ選手やダンサーを起用しているという。
なるほどね。
「大好きな美少女の追っかけで忙しい」お兄さん達より、「クラブで輝くのに忙しい」お兄さん達のほうが「ダメ、ゼッタイ」なシーンが多いような気がする。何となくだけど。まあ、憧れのダンサー達はもっと大きい舞台で輝くのに忙しくて、そんなところで遊ぶ時間はあまりないでしょうけど。
へえ。
ある年のポスターでは、人気のダンスチームのメンバーがポーズを決めていた。ダンスは大好きだ。彼らのパフォーマンスを動画で見てみると、恐ろしく高いレベルの超絶技巧を炸裂させていて驚いた。
私的には「ダメ、ゼッタイ」っていうと、西村知美さんが真っ先に浮かぶ。彼女は初代NONOガール(勝手なネーミングごめんなさい)で、何と10年間も瀬戸際の若者を救ってきた。最初のポスターが世に出た当時、高校生だった私はそれはそれは衝撃を受けた。薬物乱用というショッキングな小さな文字以上に彼女のあまりのゼッタイ的な可愛いさに驚き立ち尽くしてしまったのだ。
調べてみると、やはり。歴代NO NOガールは、安達裕実さん、松浦亜弥さんなどそうそうたるメンバー9人のみ。しかも、西村知美さん以外は1〜2年の期間で交代している。ここからも西村知美さんの偉大さが分かろうというものだ。
あ、本題からそれました。先ほど川べりを歩いていたら、干上がって底面が露出してきた場所に、蟹が歩いていた。
うわあ、縁起がいいぞ!
蟹は、悪習をチョッキンなと断ち切ってくれるということで古来から縁起がよいとされていると聞く。スマホをダラ見する悪習を緊急停止したい鐡子としては願ってもない幸運の使いだ。
ひたすら横ばい傾向じゃねーか
との声も聞こえてきそうだが、その独特なウォーキングスタイルも「後退しない」として縁起が良いそうだ。
蟹は何やら目的を持ってタテ、ヨコと移動し始めた。
あ!
川底に接している一番下のブロックに欠けがあり、その穴に向かっていたのだ。すると、先客が穴の入口にスタンバッており、後から来た蟹はピタリと動きを止めた。
AFTER YOU(お先にどうぞ)
てな感じ?なかなかに紳士的?(男の子かなと)な対応だ。興が乗ってきた鐡子はこのあたりですでに取り出したスマホを8倍ズームにして楽しんでいた。そこへ。
バシイッ
いきなり穴の奥から白いハサミが現れ、先客はハタき出された。
これはこれは手キビシイ😂
先々客から「ダメ、ゼッタイ」の洗礼を受けたようで。
はっっ。
何やってんだ、ワタシ。動画見てなくても、スマホから強力なビームが出ていることには間違いない。
甘えるな、鐡子。
自分の目で見なくちゃ、見えるようにはならないぞ。
慌ててスマホを片付けると、私は蟹達が思い思いの場所へ向かって行く背中を見届けた。私が立っていた場所は、ちょうど川底のコンクリートの高さが15cmほど変わるところで、ちょっとした滝ができていた。
シャパパパパパ
涼やかな音が心地よく響いてくる。私は今まで、目だけじゃない、耳も大切にしてこなかった。これからはたっぷりと良い音を聞かせてあげたい。
五感を生かして、生きよう。
最近心がけていることだ。蟹を追っかけて視覚、滝の音を聴いて聴覚、涼やかな風で触覚、草の薫りで嗅覚。後は…マックに行って、アイスコーヒーのほろ苦い味覚を加えたら、完成だな。
一度しかない2026年の夏。
楽しんで行きましょう。