おー。やっとブログ開けた。

ITリテラシー低い人あるあるで、ある日突然アメブロ にログインできなくなり、PWも忘れちゃって、放置する事1か月…その間歌ってみた動画の投稿にハマり、新作料理にハマり、新しい人生が始まったかに見えた。

がしかし。

書かずにおれないこと、ちょこちょこありませんか?やっぱり私たちには、ブログが必要なのでしょう。

毎週通う、カラオケ練習。朝から掃除洗濯をマッハで済ませ、ウォーキングがてらカラオケ店に向かう。

ああ、歌いたい。書きたい。あの曲のこと、あの人の事。

今年10月に大好きなもんたさんが急逝。

大好きなのにあの曲のこと、よく知らなかった。

最近始めた歌ってみた動画は、ノートに書き出して、100回以上聴いて書き込みをして練習、90点以上取れたらアップしている。

10月末はダンシング・オールナイトにかかりっきりだった。

この曲のすごいこと。まず、歌詞が秀逸だ。知ってるつもりで、この曲の中で進行する熱く切ないストーリーを微塵も知らずにいた。

一夜のきらめきに揺れるキャンドルが潤む瞳の中で

という歌詞は

一夜のきらめきに揺れる

が〝キャンドル〟を修飾しているという盛り込みよう。しかも、フツー、キャンドルイコール「にじむ」なはずが、「うるむ」を持ってくるこだわり。好きだなぁ。

音程は昭和にしては上げ下げがあるけど、令和的にはシンプル。だがこの曲はめちゃくちゃハードルが高い。点数は90点出たが、はっきり言って実際は私的には60点以下だ。


この曲は、「あの人」が「あの声」で歌うからイミがある歌なのだ。頑張って練習してる私には気の毒だが、歌っても歌ってもイミはないのだ。例えカラオケ採点で映えある100点が出たとしても。

「あの人」の「あの声」、「あのグルーヴ感」、「あのルックス」、「あのしぐさ」で歌ってないと0点なのだ。

それをわかっていて、やっぱり歌わずにはいられなかった。一ミクロンでも寄せようと努力することで空に何か届いてる気がして。

会ったこともないその人に私は歌いながら半ば祈る。

ねえもんたさん、頑張って100点取ったら、私がそっち行った時一緒に歌ってもらえますか?

しゃがれた笑い声が聞こえる。

ハハハ、自分おもろいな。

途中、歌うのがふっとラクになった。

あ。

向かい側の部屋から手拍子が聞こえる。

一緒に歌ってくれてる?

歌唱が終わると、採点が始まった。

くっ。93点か。

遠いな、100点。

その時。前を通りかかった人影が拍手を送りながら去って行った。

50才〜70才くらいの「世代の」人だろうか。
みんな、この曲を愛してるがゆえの応援を送ってくれたのだろう。

ええねんて、100点取れへんでも俺が一緒に歌ったんねん。

確かに。

その人は周りの人の姿を借りて和してくれたのではないか。

ありがとう、もんたさん。ずっと忘れない。ずっとこの歌を歌う。だから、眠らないで、そっちでもずっと歌っていて。ずっとカッコいいままでね。

あっち行ったらデュエットしましょ。

あ、旦那さんにはナイショでね。