最近の衝撃的な出来事 | こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

名古屋で形成外科・美容外科・美容皮膚科の院長のブログです。
診療で気付かされたこと、勉強になったこと、友人からの質問などなどを書いていきます。特にアクアミドなどの非吸収性注入物の問題について書いていきます

院長のこいずみまさきです

 

最近の異物注入にまつわる衝撃的な出来事

 

数年前にほうれい線や中顔面、目の下などにアクアミドを18本注入した方が見えました

 

名古屋のクリニックで1本10万円だったらしいので 支払った金額から18本だったと推測されます

 

違和感が出てきたために、異物除去をしている大きな病院に行ったそうです。

 

そこでまずは目の下からとりましょうということで、診察した医師に指定された

 

美容外科に行き、そこで大きな病院の先生がそこに赴いて除去をしてもらったそうです。

 

その後、 唾液に苦い液体が流れ出てくるようになり、まぶたからは白い粘り気の強い物質が出てくるようになったそうです。

 

のどに流れてくる物質を飲み込むと意識が遠くなり

 

僕のクリニックを受診したときは、除去手術から2か月後でしたが、その間に2回救急車で運ばれたそうです。

 

診察時には、頬を押すと下眼瞼の涙点から 白濁した粘液が出てきて

 

なおかつねばねばして糸を引く アクアミドを思わせる所見でした。

 

診察中、ティッシュペーパーをもち、唾液を飲み込まずに出していました。

 

その時は、手術は非常に難しいが、ほかの医師にも相談するということ終わりました

 

考えられることは、除去手術の時に 涙小管、鼻涙管を傷つけて

 

そこに周囲の大量に入れられたアクアミドが入り込み、瞼や口腔内に流れ込んだと

 

考えました。

 

近くの総合病院の眼科・耳鼻科の先生とも相談して、一度受診してもらうように1週間後に電話しましたが

 

留守電にメッセージを残しておきました

 

 

その1週間後に その患者さんが亡くなったとご主人から連絡がありました。

 

結構 衝撃的ですよね。

 

除去手術も深追いはいけませんし、鼻涙管を損傷してしまうとこんなことも

 

あるのかと。

 

 

 

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   こいずみ形成クリニック 小泉正樹