鼻の異物 | こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

名古屋で形成外科・美容外科・美容皮膚科の院長のブログです。
診療で気付かされたこと、勉強になったこと、友人からの質問などなどを書いていきます。特にアクアミドなどの非吸収性注入物の問題について書いていきます

先日 鼻にアクアミドを入れた患者さんが、遠路はるばる来院されました


すでにしこりとなり、鼻の皮膚は赤く炎症を起こしてしこりと一体化していました。


外見的には アバター状態 でした。


目頭から鼻全体・眉間にまでしこりは広がっていました。


本来アクアミドは 寒天のようににやわらかい物体なのですが


水分が多いので 水分が抜けていけばしこりになります。


また、本当にアクアミドかはわかりません。




で、

除去は


鼻の皮膚を縦方向に紡錘上に切除して除去しました。


取れた物は、寒天なんてものではなく

すべてしこりでした。


目頭の近くは、涙小管が存在するので 控え目にせざるを得ませんでしたが


95%は除去できたと思います。


腫れると思いますが。


また、傷あとは3~6か月は目立つと思いますし、異物が入り込んだ皮膚ですので


盛り上がったりするリスクもあります。




こいずみ形成クリニック  こいずみまさき


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