こんにちは。
このブログを書こうとしたときに、
八代亜紀さんの訃報が飛び込んできました。
驚きすぎて、
今はコメントが書けそうもありません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
さて、改めて。
私の夜更けの癒しの時間の過ごし方です。
それは、
小津安二郎監督作品、
「晩春」を見ることです。
笠智衆さんの、
不器用で、威厳があり、
娘を心から愛している父親像、
原節子さんの、
父親を敬愛する娘。
病気を克服して、
親友と、親戚と、楽しく過ごしている
明るくて、しっかりしているお嬢さん。
この二人の機微を、実に細かく描写しています。
私も、父が厳しかったので、
娘さんの気持ちが何となくわかります。
もし、実父が生きていたら、
どう思っただろう。
「なんだ、お前、
そんな古臭い映画を見て。」
と、呟いただろうなあ。
私がこの映画に安らぎを覚えるのは、
「ゆったりとした時間が流れていること」
ですね。
私は昭和の人間なので、
今のスピーディーな世の中は、
とても生きづらく感じます。
今の世界は、
とても便利でスピーディーなのは否めませんが、
何か大事なものが失われてはいないだろうか。
それが「これ」というのは言えませんが、
大事なものなのは間違いないでしょう。
今日も「晩春」を見ながら、
眠ることにします。
今日も読んでいただき、
ありがとうございました。
明日がいい日になりますように。