7月2日で創業10年目に入りました。株式会社はこの亀谷です。

 

企業の10年生存率は10%以下なんていう怪しい定説がありますが、なんとかそこまではいけそうです。

 

これも一重にいつもお力添えいただける皆様のおかげ。本当にありがとうございます。

 

さて今日は、最近特に悩む「会社と投資」について、考えを文字に起こしておこうと思います。

 

この2つ、本当は矛盾しないはずなのに矛盾するように感じてしまうのは何故なんでしょうか?

 

自分の中で整理がついていないので、もやもやした文章になると思いますが、気になる方はご覧ください。

 

所有と経営は分離すべきなのか?的な問題に最終的には近づいていくと思います。

 

※この投稿ですが、ぼんやりしている上に、最終的にこの文章を書いている中で、「あぁ、こんな感じか」と自己満足して終わります。それでもよろしければご覧ください。

 

会社に投資をするというのは何に投資をするのか?

私が何にモヤモヤしているかというと、会社へ投資する場合、この投資先は価値なのか金なのかなのです。

 

本来、価値があれば利益が出るはずなので、価値を出す枠組みにお金を投資し、そのお金が良い形で経営の中で投資され、価値が利益を生み出し、最終的には投資した人の投資に対してお金で返ってくるという構造のはずです。

 

ただ株式会社で上場すると、株価が本質的な価値よりも市場の需給によって左右されるので、投資の目線が株式の価値、つまりはお金にいきやすくなります。

 

本来、株式の時価総額というのは、会社という箱の価値(ポテンシャル)と近いものでないといけないはずなのですが、IRなんてコントロールされたものですし、未来は誰にも読めないので、株式市場の中では、株価は市場の需給による変動が大きく、本質とは乖離したものになってしまうことがあります。外から中は見えないので、本質と一致することはないのでしょう。

 

一方で未上場のオーナー企業の場合は、大半の株式をオーナーが持っているため、会社の価値が一般的には評価されません。世間的には決算状況に応じて、会社の信用としての評価はされますが、それは流動性のある価値ではなく、あくまで仮の評価となり、投資に対しての回収は給与と配当で行う形になります。これも本来は配当で行うべきなんでしょう。

 

上場企業と比較すると、期待値が評価されないため、常に今現在どれだけの価値を出し、利益を生み出せているかというところが評価になります。オーナー自身の金銭的な体力問題にもなってきますが、オーナーの考えによって、ここは短期的な価値を生み出さなければいけないというプレッシャーが会社にかかっていくことになります。

 

所有と経営の分離に関しては、この投資に対してのリターンを求める思考と、長期的な価値に対して経営を行う時の思考がズレるので、分けた方が良いと一般的に言われるわけです。

 

あぁ、すみません。。。ここまで書いて、何となく自分のモヤモヤが整理されました。。。

 

結局は会社って、所有者が本気で作り出したい価値とその余裕の問題なんですね。。。投資とリターンの問題じゃないと理解した方が良いのかもしれません。

 

所有が分散してしまうと価値への期待やリターンの考え方が分散してしまうので、分かりにくいから株価をベースとした指標に置き換えて考えるようになりますし、所有が分散していない場合は、思考が分散しないからブレずにやりたい価値を明確にしておくことが重要という問題だと、今、勝手に腹落ちしました。

 

所有者が優秀な経営者でない場合もあるし、ここの所有とリターンとの関係性がブレると、経営方針に対して影響を与える可能性があるし、リターンと価値との順番が狂うと経営的にリスクでしかないから、所有と経営は分散した方がすっきりするように理論上は思える。

 

だから所有と経営の分離なのか。。。

 

とすると、オーナー企業の経営者としてやらないといけないことは、自分が生み出したい価値に対して正直に、経営者として受け取るリターンと、オーナーとして受け取るリターンを明確にすることなんですね。

 

独立して、自立して、自律できるようになる必要があると。

 

ただ、オーナー経営者になってしまうと、これに会社の終わり方的な問題が絡みついてくるから、難しくはないけどいろいろと心が揺れるシーンが増えてきて、粛々と仕込まないといけない現状に悩むと。そういう流れですね。

 

もやもやとした文章を書いて、勝手に納得してしまいすみません。

ちょっとまた改めて整理して書き直そうと思います。

 

とりあえず10年目に入りましたので、引き続き頑張って働きます。

それでは、皆様、良い週末を!