イッテQやマツコの知らない世界で全国デビューを果たした「ハンマーリバー」。
ダイバーであれば一度は憧れる神子元の潜り方に関して資料をまとめております。
現時点では日本で一番詳しい神子元ダイビングの説明資料だと思います。(※海遊社須田さん御墨付き!)
流れがあるので少し難しい海であることは間違いないのですが、ちゃんと準備して潜れば大丈夫です!
私もこれが見たいと思い、30本の初心者の時からずっと通っています。
世界でも珍しいハンマーヘッドシャークの群れが見れる海に挑戦したいという方は一度ご覧ください。
参考になりそうな動画やリンクも全部まとめておきました。
これさえあれば、初の神子元でも完全にイメージできると思います。
※PDF欲しい方は差し上げますのでお気軽にご連絡ください。
それではどうぞ!
そうだ神子元へハンマーヘッドシャークを見に行こう!
本日のお題は!「そうだ!神子元へ行こう!」と題しまして、
神子元ダイビング未経験者・初心者へ捧げる「ハンマーヘッドシャークとの出会い方」をまとめます。
神子元ダイビング未経験者・初心者の方から、よく聞かれる質問に回答していきます。
初めての方でも、この資料を読めば、少しは安心してチャレンジできるはずです。
そもそも神子元島は、伊豆半島の弓ヶ浜の沖にあります。
黒潮の影響を受け、流れがしっかり当たるため、非常に魚影の濃い海です。
東京からは新幹線⇒伊豆急行と乗り継いで電車で3時間くらいです。
車だと4-5時間かかると思います。
神子元は年中魚影が濃く、ハンマーヘッドシャークだけではなく、イサキ、タカベ、ニザダイ、カンパチ、ワラサなどの群れを見ることができます。
ワイドが好きなひとにはおススメの海です。
東京からではありますが、神子元への電車での行き方を説明します。
大阪方面からでも、熱海からの流れは変わりません。
東京からだと、当日入り当日帰りも可能です。世界レベルの海にこの手軽さで行けるのは最高ですね。
ただ、当日入りは体にも負担がかかるので、前入りするのもおススメです。
仕事終わってからでも十分前入りできます。
※迎えの最終の時間はショップによって異なりますので要注意です。
新幹線を使ったルートをイメージ付きで解説しています。
熱海での乗り換えは7号車付近が便利です。
熱海で伊豆急行に乗り換えます。
伊豆急行が1番線か2番線だと思いますので、少し急いで移動しましょう。
伊東で乗り換えがあると思います。
乗り換える際は、1号車2号車に乗っていると便利です。
伊豆急下田駅に到着すると、予約しているとショップのお迎えの方が待ってくれています。
伊豆急下田駅に着いてからも、ショップまでは20分~30分、車で移動が必要です。
タクシー乗ると3,000円くらいかかりますので、迎えに来てもらいましょう!
神子元のダイビングは「ドリフトダイビング」です。
海としては簡単な海ではありませんので、最低スキルが決まっています。
ブランクダイバーの方は、しっかりリフレッシュダイビングをして行きましょう。
結構、独特なので、リゾートダイバーの方がふらっと行くとびっくりすると思います。
基本ルールも事前に読んでおきましょう。
器材としてフロートと鳴り物は必携ですので注意が必要です。
神子元ダイビングは流れにもよりますが、しっかり泳ぐときがあります。
特にハンマーヘッドと一緒に泳ぎたいという方は、日々の体力づくりもやっておきましょう!
流されてチームからはぐれてしまうと自分で上がらないといけません!
安全対策はしっかり行っておきましょう。
フィンは推進力のあるものをはいていた方が楽です。
バラクーダはレンタルもあると思いますので、あまり泳ぎに自信がない人は、バラクーダをレンタルするのもありだと思います。
カメラはなんでも大丈夫です。
カメラの性能よりも運と実力の方が重要な海だと思います(笑)
水温は各ショップのログなどで確認しておきましょう。
黒潮の入り方などによって、結構、水温上下します。
神子元のダイビングですが、一度行くと分かりますが、結構特殊です。
緊張感ありますので、そこも合わせて楽しんでみてください。
ここからは、海遊社を使った際の潜り方について書いておきます。
海遊社さんは神子元にある4つのダイビングショップのうち、一番大きな船のショップです。
海遊社のお客さんだけではなく、他のショップの人たちと乗り合いで神子元島を目指します。
簡単なお店のマップになります。
コロナの状況によって、使い方のルールも変わっていますので、事前にHPなどで確認してみてください。
1日の流れはこんな感じになります。
ここが最近オンライン化されました。
ここで事前に
・利用者登録
・参加同意書
・健康チェック
を提出しておきましょう!
ショップのホワイトボードに、その日の自分の船の場所が書いてあります。
これは必ず確認しておきましょう。
器材はトラックでもっていってくれますので、準備して駐車場にあるトラックの荷台に載せます。
器材をトラックに載せたら、自分は歩いて船に向かいます。
だいたい30分くらい前に、みんな動き出すので流れについていってください。
神子元ダイビングのタンクはアルミの10Lです。
最近は+1,000円でスチールの12Lに変えてもらえますので、エア持ちに自身のない人はデカタンクに変えてもらいましょう。
安心します。
器材を船に載せる際に、船と岸壁との間にものを落とすことがあります。
気を付けましょう!
船に着いたら、自分の器材を指定の場所に積み込んでセッティングをします。
船が走り出すとタンクが倒れやすくなるので、タンクはゴムをかけるか、寝かしておきます。
いざ神子元島に向けて出船です。
だいたい15分くらいですが、風が強かったり、波が高かったりすると結構揺れます。
船酔いしやすい人は、必ず酔い止めを飲んでおきましょう。
海遊社さんの福丸は日本最大級のダイビング船です。
トイレもシャワーもついています。
トイレに入るときは、入口についている使用中の紙をひっくり返すことを忘れないようにしてください。
出船後、繁忙期の船内は結構込み合います。
曇り止めなどの準備は早目にしておきましょう。
曇り止めは上記のところのバケツに引っかかっています。
ポイントに着くと、船長から準備の放送が入ります。
ウエイト・バルブ・残圧をチェックして待ちましょう。
神子元ダイビングの醍醐味とも言えるエントリー。
ここが一番緊張するかもしれません。
前にどんどん詰めて、エントリーしていきます。
エントリーの雰囲気はこんな感じです。動画でチェックしておきましょう。
エントリーする際、焦って前の人の上にエントリーしてしまう場合がありますので、エントリー時には水面をしっかり確認しましょう。
エントリーしても焦る必要はありません。
まずは水面集合してから潜行しますので、落ち着いてチームを確認しましょう。
次に緊張するのが潜行です。
何十人と一気に潜行するので、海の中が結構わちゃわちゃします。
ここでチームを見失わないように、ガイドさんの目印はしっかり確認しておきましょう。
潜行はゆっくり焦らずで大丈夫です。
ガイドさんはいなければ、必ずあなたを待っています。
足からゆっくり沈んでいってください。
※緊張するので、初めはウエイト重めだと安心します。
神子元ダイビング時の基本ルールです。
ポイントは潜水時間は基本30分です。
30分経つとフロートを上げてあがりますので、エアーの減りが早くても安心しましょう。
普通のところを潜るよりは、減りが早いと思っておいた方が良いです。
ダイビング時なのですが、ポジショニングは重要です。
初心者ほど前にいないと、ハンマーヘッドシャークを見逃します。
絶対にガイドさんが一番早く見つけますので、ガイドさんの近くにいるのがおすすめです。
神子元は結構透視度が悪い時があります。
その時に後ろにいると、ハンマー見つけて泳ぎだしても、後ろからでは全然ハンマーが見えません。
ハンマーヘッドシャークをガイドさんが見つけたら、まずは一度落ち着きましょう。
残圧とNDLチェックして、自分の余裕は把握するくらいでちょうど良いと思います。
初めてハンマーを見つけると、突っ込んでいってしまう人がいますが、突っ込むとハンマーが逃げます。
みんなで見るためにも、上手に併走しながら近寄っていきます。
ガイドさんから根待ちの指示が出たら、着底します。
着底しているときにハンマーが来たら、出来るだけ泡は出さずに我慢してシャッターを切りましょう。
繰り返しにはなりますが、追いかけているときもポジション取り命です。
ポジション取りが下手だと、人と泡に邪魔されてハンマーが全然見えない場合があります。
透視度が悪いときはロストしやすいです。
見つけてもらいやすいようにライトなどは持っておくと安心です。
あとたまにダウンカレントに巻かれます。
すーっと40mくらいまで持っていかれてしまうので、しっかりBCDに空気を入れて、横に泳いで逃げましょう。
最後は3分間安全停止して終了です。
何もなしに安全停止するのが不安な人はガイドさんの近くにいましょう。
浮上したら、水面で船が来るのを待ちます。
乗っている人の数が多い場合、結構待ちますのでしっかりBCDに空気を入れておいてください。
福丸は電動ラダーでピックアップしてくれます。
乗ったらしっかりつかまりましょう!
船に上がったら自分の位置まで移動してタンクを下ろして終了です。
器材を外すのは港でやりますので、とりあえずバンドで止めるか寝かしておきます。
船の上に上がったら、次に向けて情報収集を行ってください。
状況にもよりますが、基本は神子元島から港に戻ってきます。
戻ったらタンクを外して、新しいタンクに変えましょう。
船を降りる場合は、器材を岸壁との間に落とさないように注意をしてください。
ダイビングが終わったら、器材を洗って干します。
器材洗い場は混む場合がありますので、順番を見て使いましょう。
□オススメアプリ
これが最強です。青かぶりが取れるので綺麗にハンマーの群れが見えます。
最後にポイント紹介です。
多分一番多いのはカメ根じゃないかなぁと思います。
シーズンによっては待っていれば見れるAポイントなどもあります。
ハンマーヘッドシャークの群れを綺麗にみるために一番必要なのは運です(笑)
次はポジション取りだと思いますので、そこはいろいろトライしてみてください。
カメラは正直なところコンデジかGoproで十分だと思います。
一眼だと泳ぎにくいので、結構ベテランじゃないとおススメできません^^;
私は過去2台、カメラを流しています(涙)
本当にラダーに乗る時も注意してください!
□参考リンク
□現地ダイビングショップURL
・海遊社
□その他
※このブログを見たと言えば、優しくしてもらえると思います(笑)
以上、神子元 ダイビング 初心者マニュアルでした。
個人的には本当におススメな海です。
是非、ダイビングが好きだという方は一度はチャレンジしてみてください!
これを読んで行ったけど、この辺が分かりにくかったなどのご意見があれば、コメント欄までいただけると助かります。
最後に海遊社の2019年総編集動画もご覧ください!
あぁ、今年のハンマー開幕はいつになるかなぁ。
海に行きたい!
PDFが欲しいという方は、FacebookかInstaからご連絡ください!
【おまけ】
先日、神子元で初めてロストしました。。。その時の記事はこちらから