このタイトルに食いついて来るってことは、
確実にある一定以上の年齢だと推測されるので、
なんかそれだけで
『ギーーーーーー、ぐやじいーーーー』
ってなりそうだけど、
まあ、涙を拭いて俺の話を聞いてくれ。
ついでに、垂らしてるその鼻水も拭いていい。
むしろ拭いてくれ。
いい大人なんだ。よく言えば。
分かってる分かってる。
どう考えても32歳以上だもんな。
俺もそうだ。
ハレー彗星。
ナツい響きだろう。
当時はナツいって言うよりも、
ナウい響きだった。
テレビとかを中心に、凄く話題になってたし。
天文に興味がなくとも、なんとかして見たいと思ったもんだった。
俺の記憶が正しければ、確か観測に適していたのが南半球で、
オーストラリアとか、ニュージーランドとかは絶好の観測地だったはず。
オーストラリアやニュージーランドに住んでいて、このブログを読んでいる人が
俺が知っているだけで２人はいるはずなので、
旦那とか、周りの友達とかに聞いてみてほしい。
『ハレー彗星見た？』って。
もちろん英語で。
きっと沢山の人が見ているはずだ。
もしも当時、ハレー彗星を見るという経験をした人にとっては、
今日のブログ記事は感慨深いものになるんじゃないかな。
ならないかw
76年周期の楕円軌道を持ち、
軌道の最も外側は、海王星軌道の外側に達する。
76年もかけて一周すんのに、
短周期の彗星って分類されてる。
さすが宇宙。気が長い。
76年って言うと、
まあ大体人間の平均寿命と一緒だ。
こいつが太陽系をぐるっと一周してくるのと、
平均的な人間の生命ってのは、大体同じ長さってことだ。
いわば、生命の砂時計ってところか。
なんて。
昨日、App Storeをなにげにチェックしていたところ、
『Solar Walk』っていうアプが目に留まった。
なんか宇宙系のアプリらしかったし、
なんか面白そうだったので購入してみた。250円。
早速起動してみたところ、
どうやら太陽系の惑星や、それぞれの衛星が、
いろんな時間や角度から楽しめ、
さらにそれぞれの星に関する情報も知ることができた。
星の数が少なすぎるが、まあまあ楽しいアプリだった。
星を『惑星』とか『衛星』とかカテゴライズしてるところがあって、
そのカテゴリーのなかに『彗星』ってジャンルがあった。
なかなかトキメクじゃねーか、その響き。
常識やルールにがんじがらめにされた、
現代社会の中における寅さん的なそのイメージ。
開いてみたところ、
コレまた少ない（たしか5～6個？）彗星の中に、
懐かしの『ハレー彗星』と言う名前を発見した。
おおお～。ハレー彗星。
懐かしい。元気か、ハレー彗星よ。
そりゃクリックするでしょ。もちろんクリックですよ。
このアプリってのがまあ気が利いていて、
検索した日時（分単位まで）の、それぞれの軌道上の位置で表示される。
太陽系の惑星や衛星が。
擬似ライブだ。擬似ライブ宇宙だ。
で、表示されたハレー彗星の軌道を見て、
なんかスゲー胸に迫る物を感じちゃったよ。
こちら。
みえるかな？
今夜、0時38分のハレー彗星の位置。
こんなところにおったんかいな。
もうすぐ折り返し地点じゃん（笑）
俺がまだ小学生だった頃に、
太陽の周りをタイトにコーナーリングしていったハレー彗星。
理科の先生に『76年周期』と聞かされて、
『長生きしないと次は見れないなぁ・・・』と
漠然と子供ながらに感じたハレー彗星。
そしてそんな先の事は、想像する事すらできなかった少年の頭上にあったハレー彗星。
俺がぼんやりしてる間に、
こんな、海王星の軌道の外まで到達して、
もうすぐ折り返しとは・・・。
なんか無性に時間の無常感みたいな物を感じさせられてしまった。
なんだこのアプリ。
禅アプリか？
こういう気持ちになる為のアプリじゃねえと思うんだがしょうがねえ。
感じ方は受取手の自由だ。
俺はハレー彗星の現在の位置から、
諸行無常を感じた。
さすが宇宙。
宇宙、曼荼羅、諸行無常。
やべー。悟った。
悟ったわー。
マジ悟った。
悟ってしまったーーーーーーーー。
たったの250円で。
たった250円で
高機能なアプリケーションだけでなく、
悟りまで開けてしまった。
さすがAPPLE。
これは近々サムスンも悟りを開かせようとしてくるに違いない。
きっとあの仏像も（以下略
この彗星が折り返して来て、
また太陽に到達するまでの間、
いろんなことがあるだろうなぁ。
次、地球に接近するのは2061年。
絶対ボケてるわ。
おまけ。
みなさん、ヘール・ポップ彗星ってご存知か？
たしか15年くらい前に、
20世紀最大の彗星とされた彗星。
ヘールさんとポップさんが同じ日に発見した彗星。だったかな。
すごい長い期間肉眼で確認することができた。
その軌道を見てみよう。
こちら。
めちゃめちゃ軌道長い。
ヘール・ポップ彗星の左上に
うっすら見えるのが冥王星。
どんだけ遠くまで行くんだろう
一周するのに、2530年かかるらしい。
前回来たとき、まだキリスト教がなかったってことか。
次に接近するのは4530年頃。
4530年とか、未来過ぎて暦って感じが全くしない。
火の鳥の血でも飲まない限りは見ることはできない。
ヘールさんとポップさん、
初めての星発見でめちゃくちゃ嬉しかっただろうにね。
でも2530年先とか、絶対忘れちゃうよな。
完全に一発屋じゃん。
人間が地球上に存在してない可能性だって結構高い気がするし。
きょうはなんだかすげー眠い。そろそろ寝るよ。
みんなもいい夢が見れるといいね～＾＾
そうそう、あたかも両方見た星好きアピール的に書いてるけど、
両方とも見逃してる。
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