アメリカはベイ・エリア・スラッシュの代表バンドの通算4枚目にしてメジャー・デビュー作。
The H-Team名義でプロデュースも務めたゲイリー・ホルトとリック・ヒューノルトによる凶悪でスピーディなリフが炸裂するツイン・ギターと、スティーヴ“ゼトロ”スーザの威圧的なヴォーカルが暴れまくるスラッシュ・メタルの名盤。それが本作である。
収録曲
01.インパクト・イズ・イミネント
02.A.W.O.L
03.ザ・ルナティック・パレード
04.混沌の壁
05.オブジェクション・オーヴァールールド
06.オンリー・デス・ディサイズ
07.ヘッズ・ゼイ・ウィン(テイルズ・ユー・ルーズ)
08.チェンジング・オブ・ザ・ガード
09.スラッシュ・アンダー・プレッシャー
なお、このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通り。
Steve “Zetro” Souza – Vocals
Gary Holt – Guitars
Rick Hunolt – Guitars
Rob McKillop – Bass
John Tempesta – Drums
Impact Is Imminentは4枚目のアルバムで、1990年6月21日にCapitol Recordsからリリースされた。
EXODUSのメジャー・レーベル移籍第一弾。
ギタリストのGary HoltとRick HunoltのいわゆるH-Teamがプロデュース。
このアルバムは、ビルボード200で137位に入り、
国内盤も1990年10月12日にToshiba EMIからリリース。
なお、わたしが所有しているのは、紙ジャケの輸入盤。
輸入盤も国内盤も曲数は変わりません。
全9曲収録で、収録時間は約50分。
5曲目の「Objection Overruled」は、ミュージック・ビデオが作られました。
何故か雑誌では、Impact Is Imminentの評価も良くありませんでした。
記憶では、「レコード会社の言いなりになって作ったオリジナリティのない作品」とか言われていたと記憶している。
当時は、そのことを鵜呑みにしていたこともある。
そして、長い曲も半分くらいあるが、非常にEXODUSらしいアルバム。
最後の曲「Thrash Under Pressure」が今のバンドの気持ちを表していると、発売当時のインタビューで、メンバーが語っていたと思います。
速い曲があまりなく、ミドル・テンポの曲が続くが、とにかくギターの音が分厚い。
最高のベイ・エリア・クランチを堪能できる。
スラッシュ・メタルが好きな方は既にお聴きになられていると思いますが、まだ聴かれたことがない方は一度聴いてみてください。