12月24日はクリスマス・イブ。

ブーちゃんには欲しがっていた￥2KのSONYヘッドフォンをプレゼントｗ

あとは￥780のチョコレートホールケーキとアップルパイを1個ずつ買ってきて4人で仲良く分けて、晩御飯はスーパーで格安だったチキンでボンビー・クリスマス。

クリスマスとは英語ではChristmasと表記し、これはChrist（キリスト）+mass（ミサ・祭）で成り立っているのだから、キリスト祭と解釈できるだろう。Eveはeveningということだから「クリスマスの夜」という意味になるらしい。私達は「前夜祭」と捉えることが多いが、正しくは24日の日没から25日とするユダヤ暦に基づいている。

ご存知だとは思うが、当のイエス様はユダヤ人として亡くなっているのだから、至極当然のことか。

さて、私の継母はクリスチャンだったし、親戚も上尾でプロテスタント教会と幼稚園を経営していて、子供のころから“クリスマス会”に出かけて叔母や従兄の説教を聞かされて育ったので、クリスマスについては色々と思うことがある。

これから述べることは、エゴイスティックな「自論」なので、本気では読まないで欲しい。

(そもそも、閑古鳥の鳴くココでは必要のない心配だとは思うが、念のためw)

ユダヤ王だったヘロデ氏は、占星術士から「真の王の誕生」を予言され、ビビった挙句ベツレヘム中の2歳以下の幼児を殺害する様に命じて市内は血みどろの地獄絵図と化す。間一髪のところでエジプトに逃れた夫婦が生んだ子が30年ほど経ってイスラエルで罪人として逮捕され架刑に処されたというイエス・キリストのお話。

・・・とすると、キリスト教徒がイエス様の誕生をお祝いすべく一堂に会するというのは正しいと思うが、この24日を聖夜としてロマンチックに過ごす恋人たちは何か間違えてしまってる様な気もする。実際に、ワタシが英国留学中に少しだけお付き合いしたイタリア人のパオラは、クリスマス・イブは家族と一緒に教会に行き日付が変わるまで神父の説教を聞くと言っていた。まぁ、もしかするとワタシの性欲の餌食になることから逃れる為の口実だとも考えられるがｗ

さて、ワタシが知る範囲では、イエス様が処刑される程のことをしたとは思えない。実際に当時イスラエルを統治していたローマ側では恩赦で極悪人だったバラバとイエス様のどちらかを許すと提案していて、イスラエル側の権力者たちの都合でイエス様の方を処刑するに至っている。ローマ側でも「何でそんなに良い人を処刑せねばならんの？」と「？」だらけの疑惑に満ちた処刑劇だったのでしょう。イスラエル側としては、禁じていたライ病患者に施しをしたり、姦通の罪で石でリンチに遭う女性(マグダラだっけ？)を庇ったりで人気を博したイエス様の存在が政治的に邪魔だったのは明白。当時の法律では確かに違法ではあったけど処刑という結論にまでに至ったのは革命なんかが起こったりすんのを恐れていたのかな。

子供の頃は「聖書物語」とかっていうアニメ(手塚アニメぢゃないヤツ)も普通に放送されてた。十字架の下で警備していたローマ兵が十字架に5寸釘で両手両足を打ち付けられて弱っているイエス様に同情するシーンが描かれていて印象に残ってる。確か、ワインを綿に染み込ませて「少しは楽になりますよ」と言いながらローマ兵が口に含ませるんだよね。・・・で日没と同時に両脇腹を槍で貫く時に兵士たちが泣くんじゃなかったかな。不確かですが、そんなイメージが残像として焼き付いてます。

そう、今やローマ法王っていえばカソリックの中心ですから信じられないでしょうが、イエス様を殺害したのはローマなんですよね。しかも、ローマがキリスト教を国教化したのは西暦388年(東西統一年の394年とする説もあり)と大分後になってから。キリスト教化したことで、ローマ側の言い分としては「イスラエル側に強要されて処刑せざるをえなかった」ってことでユダヤ人差別も始まったという分析もありますね。差別と言っても、伝統的な職業に就けなくなったくらいだと思いますが、これも別の分析によると弁護士や医師、銀行業といった“新しい職業の創設”を生んで、結果的にユダヤ人を豊かにしたという見方があるようです。また、住みにくくなったローマから出た同族との交流が情報網の充実に繋がったとも。ロイターなんて有名なユダヤ系メディアですよね。

ユダヤ人と言うと、第二次世界大戦中のナチスの大虐殺(ホロコースト)がパっと頭に浮かびますが、ワタシはヒトラーのあの有名なポーズがローマ皇帝シーザーの像とリンクするから、「ああ、ヒトラーはローマ再興をイメージして戦争したのね」とさえ考えてます。・・・とすれば、ユダヤ人を目の敵にしても仕方ない。・・・というより反ユダヤ主義を政治利用したのでしょうけど、とすれば犠牲になった方々の無念は想像を絶する。

余談だけど、ワタシが小中学生の時の運動会の入場で「頭右」ってやったけど、アレもローマチック？未だに「宣誓～」ってやるけど、アレも？

・・・とまぁ纏まりのないことをダラダラと、すみません。

でもね、まぁ、ワタシは自分では「無宗教」を公言してんのですが、部屋にイエス様やマリア様の肖像画は飾っていたりします。あるいは、ジョン・レノンさんの“IMAGINE”の歌詞に込められていることこそが、本当はイエス様が伝えたかったことなのだと信じていたり。つまりね、「間違えた価値観を捨てよう」ってことじゃないかなと。世の中の争い事の原因はほぼ間違いなく「価値観の相違」が原因。互いの「価値観の相違」で争ったり、自分の価値観を押し付けたり、アホくさくない？ってコト。ベット・ミドラーさんの“From A Distance”の歌詞では「離れたところから眺めてると戦争中の人間たちは一緒に遊ぶ友達みたいに見えるわよ」なんてありまたよね。ワタシ達が本来最優先しなきゃいけないのは「命」。生きるコト、そして生かすコトこそが一番大切なことなのだから、価値観を優先して死んだり殺したりなんて言語道断。

・・・な～んてコトを声高に叫んでると、また別の価値観を産んじゃう。大体「無宗教」だなんてのも「“無宗教”という宗教」なんて矛盾したことになり得る。「共産主義者か？」とか言われたこともあんので、こんくらいにしとこう。

だから、粛々と自分のすべきことをキチンと熟して、キチンと社会の為に尽くして、せいぜい募金をできる範囲でして、先ずは正しく生きて行こうと再決心するのが、ワタシのクリスマスというオチです。悪しからず。

m(__)m