ご周知の通り、次男と私はほぼ毎週、高速道路を使わずに片道4時間弱をかけて都内の劇団に通っています。時間はかかりますが、電車やバスに比べても格安で往復できる方法なので、敢えてそうしているのですが、次男にとってはこの長旅が楽しみな様子で、多少腰が痛くなったりしますが、ワタシも甘んじることにしております。

 それに,往復8時間程の間に、次男が1つ¥100で借りてくる映画作品を、運転しているワタシは音声がメイン(信号待ちではチラリとモニターに目をやります)の情報源ですが、それでも自分では借りない様な作品を楽しめる貴重な時間となっております。

 そこで・・・次男がメモしていた最近の鑑賞作品を列挙してみますと・・・

「海賊と呼ばれた男」☆/「マリと子犬の物語」/「MW」/「ひまわりと子犬の7日間」/「ハチ公物語」/「星守る犬」☆/「呪怨 ザ・ファイナル」/「予告犯」/「ブタがいた教室」☆/「さよならクロ」/「犬飼さん家の犬」/「いぬのえいが」/「グッドモーニングショー」☆/「AI崩壊」/「JAWS4」/「ダイハード」/「日本沈没」☆/「MEG THE モンスター」/「猿の惑星」(リメイク版)/「ダイハード ラストディ」/「猿の惑星 ライジング」/「猿の惑星 グレートウォー」/「クロニクル」/「カメラを止めるな!」/「SWAT」/「ディープブルー」/「もっともあぶない刑事」/「ツイスター」/「アウトロー」/「あぶない刑事 フォーエヴァー」/「グエムル」☆/「252生存者あり」☆/「ロボコップ」(リメイク版)/「日本以外全部沈没」/「ドラゴンヘッド」☆/「ジヌよさらば」/「嘘八百」☆/「The Gift」/「こち亀」☆/「MOZU」/「リターナー」/「轢き逃げ」☆/「テラフォーマーズ」/「火花」/「S最後の警官」/「臨場」☆/「ガッチャマン」☆/「中学生円山」☆/「リボーン」☆/「感染」/「バイロケーション」☆/「サイレン」/「海猿」☆/「踊る大捜査線」/「海猿」/「青春の殺人者」☆/「64」(二部構成)☆/「アンフェア」

☆印はワタシ的に印象が強かった作品です勿論ここに挙げた数の倍くらいは見てるはずなんですが、いかんせん、次男が整理下手でメモで確認できたのがこれだけになります。

 ・・・で、ストーリー展開で好きなタイプが、直近で見た「64」でした。コレなんぞは2部構成になっていて、前編・後編の両方を見ると4時間程を要しますから、中々自分では借りようとは思わないかも知れませんが、いやぁ、本当に面白くて、もぅ最後の30分くらいはドキドキが収まらないくらい。あの「永遠の0」の時と同じく、背筋がゾワ~ってする感覚に襲われましたよ。
 あと、「臨場」は何度かテレビでも放送されてるのを見たことがあるんだけど、今回気付いたのが、「あ、倉石さん死んじゃって、もぅ次回作ないんだ」ってこと。コレ、今更?
技術的なことで全体的に思うのは、いやぁ、最近の映画はVFXってのが凄い。それと対照的なのが30年くらい前の映画で、逆に「よく撮影したなぁ・・・」と思ったりもします。現在は合成処理のレベルが半端ないから、もはやどんなシーンでも実現(言葉が矛盾?)できちゃう。いずれワタシが大好きなガンダムだって・・・。
 チョイスは次男に100%委ねてるので文句はいえませんが、昭和の映画なんかは現在では問題になっちゃいそうなシーンが多くて「コラコラ・・・」となってしまいます。上のリストにはありませんが、「戦国自衛隊」も旧作の方で見たし、「青春の殺人者」なんかエロいシーンが満載w それにしても、こうしていろいろと見ていると「あ、この俳優さん、こんな映画のこんな役で登場してる」とか驚くこともしばしば。ホント勉強になります。中井貴一さんって、ミキプルーンのCMみたいなイメージが濃くなっちゃう・・・「グッドモーニングショー」や「嘘八百(京町ロワイヤル)」なんか笑い満載ですが、それでも最後はキチンと感動させてくれるんですな、流石です。伊藤英明さん主演の「海猿」も熱くて泣ける作品なんですよ。その流れが「252生存者あり」にまで押し寄せてますがwww
 「ドラゴンヘッド」って、ワタシが高校生(大学生だったかしら?)の頃に愛読していた「バタアシ金魚」と同じ作家の作品とは思えない暗黒なストーリー。ちと怖かった…(汗
コミック板の表紙がノブオが豹変した顔のアップだったから、てっきり「龍の頭か何かが生えたモンスターが主人公なのだ」と勝手に決めつけてて手に取ったことさえなかったから、映画版を見てかなり衝撃的でした。
 宮藤官九郎監督作品の「中学生円山」って後半の展開がもの凄くて、あのNHK連続テレビ小説「あまちゃん」からは想像できないハチャメチャ振り。主人公が草薙剛さんなので是非とも「日本沈没」とセットで借りて連続で見たら楽しいかも知れません。テレビドラマでヤクザな役も演じてらして、その優しい人柄が豹変した後の表情がおっかなかったりもします。

 さて、俳優志望の次男君、通称“ブーちゃん”が目指す立ち位置は、「個性的なバイプレーヤー」なので、憧れは佐藤二朗さんや浜田岳さんや伊藤淳史さんなんですが、やっぱ身の程知らずですわな。兎に角頑張れぃっ!パパは応援してますよ♪