椅子研究者・織田憲嗣氏のコレクションを中心に、20世紀デンマークの家具デザイナー、ポール・ケアホルムの作品を紹介。
北欧の家具職人の手になる木製の椅子。素敵だし、実際自分の部屋に一つ欲しいと思っているのですが、ポール・ケアホルムは更に椅子の機能性を突き詰めて、金属や石、皮革、皮、木などを「これ以上は削れない」というほどミニマルな造形に使用し、大量生産も可能な椅子や家具をデザインしました。
織田氏の音声が所々で配され、51歳で逝去したケアホルムの偉業を称えます。
織田憲嗣氏によるポール・ケアホルム全仕事図
丸テーブルと椅子の三本足の曲線が呼応している。
シンプルな藤椅子。
日本家屋での使用も違和感なし
ルオーギャラリーではケアホルムの椅子に腰かけて鑑賞できる。
この紐椅子は体の曲線に沿って座りやすかった。
成形合板による現代的なPK0。座り心地はまあまあ。
PK80と言うアルミと皮革のシンプルなベンチ。
国立新美術館の2階のベンチって、ケアホルム作品だったんだ!
この日は他に泉屋博古館とサントリー美術館を回ったのですが、PK80はサントリー美術館でも使われていました!
サントリー美鑑賞の際には良く腰かけているベンチ。これもケアホルム作だったとは!
ケアホルム作品、ミニマルな主張しすぎない美しさでいろんな施設で使われていそうです。
9月16日まで