久しぶりに夫と千葉響コンサートへ。

元々千葉響は千葉県文化会館が本拠地なのですが、建て替え中のため、市民会館や君津などに出張中です。

ここ本八幡の市川市文化会館は、会館までの道が悪いのが難点なのですが、音響良し、座席良しで気に入ってます。

また、県文化より東京に近いからか、客層が少し洗練されている気がする。

まあそんな市川文化会館で、千葉響を楽しみました。

 

♪出演者♪
 指 揮:山下 一史(千葉交響楽団音楽監督)

 ピアノ:清水 和音

 管弦楽:千葉交響楽団

♪曲目♪

A・ペルト:カントゥス ―ベンジャミン・ブリテンの思い出に

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」

 

2曲目、自身のコンサート以外に他の楽器の優れた伴奏者としても著名な清水和音氏のラフマニノフ。

完璧な演奏技術と、自然な演奏スタイルで、なんだろう、ピアノとオケが普通に一体化しているというか。

 

ソリストアンコールは

ものすごい技巧的な楽曲もさらりと弾いてしまうという印象。

 

3曲目、チャイコフスキーの「悲愴」。

第2楽章と第4楽章はよく聴くけれど、第1楽章は生は初めてで、オケの演奏を目で追いかけるのも楽しかった。

山下氏が音楽監督と就任されて以来、定演を聴くたびにレベルアップしている気がする。

年3回の定演を、もう少し増やしてほしい。

 

ところで、1曲目のA・ペルト作曲の「カントゥス ―ベンジャミン・ブリテンの思い出に」、初めての曲でしたが、弦の美しい旋律に鐘の音が絡み合って、この世のものとも思えない素晴らしい演奏。

神と自然と人、其々の織り成す音が大きくたなびいて静寂に終結する。小曲だけれど、至福を味わいました。