幕末から明治にかけて、浮世絵に限らず絵を描きまくった河鍋暁斎と、我が故郷の北海道の名付け親と言われる松浦武四郎の関係を軸に、ちょっと変わった展覧会。

ワタクシは暁斎を見たくて行ったのですが、武四郎のボリュームの方が大きいかも。

帰宅してから夫に話したら、夫は暁斎には関心ないものの、武四郎には大いに興味あるので、いずれ観に行くとのこと。

比較的落ち着いた混雑具合の静嘉堂文庫。

「骸骨図縫付傘」河鍋暁斎の面目躍如という雰囲気。明治19年のものなので、洋傘ですね。

鍋暁斎の「日課天神像」。暁斎の上手さが引き立つ作品。

 

 

武四郎も暁斎も、天神様の信者とのこと。そんなつながりから親しく行き来するようになり、暁斎が武四郎の涅槃図を描くことになった。

 

その涅槃図。

三春駒とか

 

主人公(笑)の武四郎

 

 

武四郎の周囲には愛用の品々が。

 

これらがしっかり涅槃図に描かれていました。

この画像の右最下部に猿猴図が模写されています。

 

様々な技法で描かれた涅槃を悲しむ動物や人物。

暁斎が楽しんで描いたことが分かりますね~

 

こういう展覧会もまた楽し。

6月9日まで