掛塚灯台の細い道を何とか脱出したワタクシ。この後浜岡砂丘(アップ済み)まで車を走らせたら、なんだかくたびれてしまった。

そこで他の予定をパスして、今回の一人旅のメインイベントである御前崎灯台の内部見学をしてしまうことに決定。

 

ここは全国で16基ある「登れる灯台」のひとつ。

受付で見学料300円を支払い、スタンプラリーのハンコを押してもらって、中へ。

小高い岬の上に立っているので、海面からの灯火の高さは54mもあるものの、地面から灯台頂部までは22mと言う高さ。

上りやすい灯台と言えるでしょう。

 

明治7年に、イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブランドンが設計し、初点灯しました。

さすがに由緒のある記念額。

 

内部から撮影したフルネルレンズが美しい。

 

こちらは回廊から撮ったレンズ。

 

回廊から見渡した海。

ここの海岸も鬼の洗濯板状なのが分かりますね。

 

ブランドンが手掛けた灯台は、レンズが納められた灯塔玻璃板が三角形モザイクになっているケースが多い。

 

敷地内には、レンガ積みの仕組みを改修時に出土したレンガで組んだものが展示されていた。

 

岬から海岸線まで徒歩で下りると、渚の交番とかカフェの有る駐車場になっていました。

 

広くて観光客も多い駐車場なので、いったんホテルにチェックインして、夕方再訪することに。

ほんとは、灯台の敷地にほど近い民宿に泊まりたかったのですが、磯料理が自慢と言うこの民宿は、金曜土曜は一人旅お断りらしい。

そこで仕方なく、浜岡原発の方にある市街地のホテルを予約しました。

ホテルの部屋で荷ほどきしている時に、前泊地のホテルに持参した本を忘れてきたことが判明。

活字が無いとだめなので、仕方なく市内の書店を探すも見つからず、GEOで辛うじて読みたいと思える文庫本を購入しました。

GEOの隣がイオンだったので、ここで半額セールのお寿司とサラダとビールを買って部屋に戻り、再び灯台まで夕暮れのドライブ。

海岸線で待つことしばし。

点灯した!

暗くなると同時にライトアップも開始。

レンズから光の帯が発せられていました。

これが見たかったのよね~♡

 

1時間ほど潮風に吹かれながら灯台を満喫し、夜道をまたホテルまで帰ったのでした。

 

灯台好きなら、夜の灯台は当然見たいところですが、女一人旅には少々恐ろしい部分もあります。

犬吠埼、野島崎灯台など、参観灯台でなおかつ夜間も観光客が多そうな場所でないと夜間は見送るしかないのです。

御前崎灯台は、岬までの道は街灯もなく民家もまばらでしたが、一応観光施設となっているのでナイトウォッチが叶いました。

それでも19時前には駐車場の車も数台ほどになってしまい、もう少し見ていたかったけれど断念。

 

翌朝、午前の日差しの中で3度目の御前崎灯台を見て、レンタカーを返却しに掛川に向かいました。

堂々とした素敵な灯台。

 

午後、夜、午前と、御前崎灯台をたっぷり楽しんだのでした。