都井岬灯台→鵜戸埼灯台と来て、最後が「鬼の洗濯板」上に建つ、干潮時しかそばに寄れない「青島灯台」。

 

まずは航空写真を御覧あれ(宮崎海上保安部 灯台写真館より)

中央の緑色の部分が青島神社のある青島。周囲の斜線部分が「鬼の洗濯板」で、矢印の部分に灯台がある。

「鬼の洗濯板」が、見ごたえある景観だった。

 

青島神社の駐車場付近から青島を観る。

青島の白砂に至るとこんな感じ。

右の黒っぽいのが洗濯板。

 

鳥居をくぐり、神社の先を行くと・・・

青島神社が見えてきた。この時、干潮から1時間くらいか。

本当に洗濯板の上に立っている。

灯器を囲む回廊部分に鳥が止まっていた。

荒波に立ち向かう安定感(笑)

側まで寄るのが結構大変。洗濯板は歩きづらい。ロビタはすっころんでしまった。

竣工記念額。

(ここも鵜戸埼灯台と同様「初点」ではなく「竣工」となっている)

浴室のような白タイル貼り。やはり、こういう磯の上に立つ灯台に多い気がする。

 

「きけん のぼるな!」の黄色看板がステップに括り付けられている。

こうして下から見ると、登りたくなってしまう(もちろん登りませんよ?)。

 

鬼の洗濯板。

鬼の洗濯板とは、1000万年から800万年前の、砂岩と泥岩の地層が侵食により変化した岩。硬さが異なる二つの地層が何層にも重なっており、より柔らかい地層が固い地層よりも深く浸食されることによって、巨大な洗濯板に見えるもの。

コンクリートを打って作った人造物のように見えるけれど、すべて自然の造詣です。

こういう景観が大好きな人(夫)が、洗濯板の突端まで散策。

青島の鳥居とは逆方向から灯台を眺める。

 

満潮時にどのくらい洗濯板が水没するのか、そちらにも興味ありますね。

この青島に泊まってみたかったのですが、ちょうど読売ジャイアンツがキャンプ中で、ファンも大勢見に来ているらしく、ホテルはどこも満室で予約が取れなかったのが残念。

青島神社自体も亜熱帯植物の群生地で、灯台以上に周囲の景観に一見の価値ありですね。

 

青島灯台の灯器
電球:LED式(LED球60個を全周に配したものを2段に組み合わせて1つの灯器としています。)
灯質:閃白光(Fl W 4s)4秒毎に白光1回
光度:78カンデラ
光達距離:約5海里(約9km)
電源:太陽電池