インスタでiamthemorningがアップしていたのでご覧になった方も多いでしょうね。
英PROG雑誌の人気投票で、昨年の年間トップの女性ボーカリストにMarjana Semkina嬢が、キーボーディストの年間2位にGleb Kolyadinが選ばれていました!
めでたいですね!
年末に入手した「the bell」(日本盤「聖園の鐘響」)、音は彼ららしい、大変美しい内容なのですが、このジャケットを注意深くみると、ちょっとぞっとする・・・。
このベルがついているものは、実は墓石、そしてベルを鳴らすためのひもは、地中から突き出たパイプに繋がっている・・・。
そのパイプは、つまり、この墓碑の下に埋葬された棺に取り付けられた紐を通すもの。
早すぎた埋葬によって、蘇った被葬者が、生きていることを知らせるためのベルなんですよね。
子供のころに、いとこに布団蒸しにされた恐怖から、閉所恐怖症になってしまったワタクシには、かなり怖い内容のジャケットなのでした。
アートワークは他のアルバム同様Constantine Nagishkinさんで、リリシズム溢れる死生観を湛えた美しいものなのですが、正月早々だしなあ・・・と思って、購入後すぐに取り上げませんでした。
でも、このアートワークにはきちんと主張があって、「どんな絶望的な状況でも、助けを求めることはできる、また、(あきらめずに)助けを求めに行かなくてはならない」と言うことらしいです。
このコロナ禍に生きるわれわれには、重要なことですね。
一番好きなのはこの曲かな。
ロシアのミュージシャンが殆どで、なかなか素敵な演奏を聴かせてくれます。
ラストの曲。ピアノと声、美しさの相乗効果。